【正しい祈り方】神様から無限のパワーを引き出す「真の祈り」をヒマラヤ大聖者が徹底解説
2025.3.23
「祈り」は高次元の存在からエネルギーをいただく信仰の力
今回は「真の祈り」についてお話させていただきます。
「瞑想」はすごく高度な修行で、精神統一をして、平和なエネルギーと一体になって、さらに全部平和にして、究極の存在に到達していく行為なんですね。
「祈り」もその究極の存在、あるいはそこからの色々なエネルギーの神の名前を賛美するとか、高次元の存在に語りかけて、そこからエネルギーを引き出して守られていくという信仰の力です。
究極の存在の純粋なエネルギーのご利益をいただくことで、まだ曇っている自分でも、それを頼りにさらに進化していけるんですね。
ですから「願いを叶えてください」という祈りもあるんですけども、あまり欲をかいて「これが欲しいあれが欲しい」と祈るのは良くないと思います。
祈ることでエゴに繋がらず、いい方向に進化できる
曇りがあるので、自分の癖のほうに心がいってしまいます。
否定的になったり、悪く考えたり、逃げたりして、自己防衛でエゴの方につながりやすいんですね。
無心でいても、とっさにリアクションの心が疑いに入ったり、嫌いの方に入ってしまいます。
ですが「すべての人を愛することができますように」と祈って、自分で命令しておくと、そちらの方にエネルギーがいくんですね。
言葉の力によって、その方向にエネルギーが集まったり引き寄せられたりして、曇りの方に向かわず、ガイドの方にエネルギーが働いていきます。
何かあったときにも学びとしてそれを受け止められるように、一つの高次元からのメッセージとしてそこに入れておくと、エネルギーが正しい方向に導かれて、いい方向に生き方が変わっていくんです。
祈りと瞑想は相乗効果を生み出す
瞑想は曇りをとって、「本当の自分は一体誰であるのか」を更に悟っていくための実践、本質に出会っていく高度な修行です。
祈りの力は瞑想との相乗効果でものすごく安全に導かれていくということがあると思うんですね。
「何が起きても感謝します」と祈っておくと、エネルギーが感謝の方向に働いていく。
エゴの思い込みだといけないんですけど、ディバイン(神のエネルギー)からのメッセージを祈っていくことで、それは悟りの助けになっていく祈りだと思うんですね。
祈りは周囲を浄めて源とつながる言葉で行う
祈りには手順があります。
例えば「ヤギャ(浄化や願望成就のための神聖な火の儀式)」では四方八方に浄めたものを東西南北と下と上に投げることで、周りが平和で何も悪いものがないように、すべてに対して祈って浄めていきます。
そして自分の身体にも心にも感謝して祈って、それに自分の上にご両親がいて、先祖がいます。
さらに神々がいて、大いなる神様、源の神様のそれぞれに存在に感謝していきます。
友達の幸せを祈ります。
また、自分が過去あるいは過去生で間違いを犯してしまい恨んでいる人や、その方の子孫がいるかもしれません。
そこから災いがくるかもしれませんので、みんなの幸せを祈っていきます。
祈りの言葉「マントラ」
祈りの言葉には、例えば「マントラ(聖なる音の波動)」というのがあります。
マントラの波動が源に到達する言葉になっていて、それを伝授しているんですね。
マントラには「褒め称える言葉」、「感謝する」とか「一体になる」とか「許す」とか、そういう意味の言葉が入っています。
例えば「スワハー」という言葉がありますが、それは宇宙と一体になる、ワンネスになるという意味の波動なんですね。
その波動によって、源からの神々のパワーをいただきます。
宇宙には八百万の神様がいて、それぞれ源が全部あるわけです。
ものには源が全部あって、そこがパワフルなんですね。
台風の目のように、不動のところがあって、そこからガーッとエネルギーが出ています。
ですので不動のところにつながっていきます。
色々な神様にあわせて、それぞれのマントラがある
「守りのマントラ」とか、マントラにはそれぞれ意味があります。
色々な神様がいて、それぞれのマントラがあるわけです。
火のマントラであれば、火の神様と、それに感謝するような言葉がくっついています。
火は自分の中にもあるし、外にもあるんですね。
外の燃える火を見ていると、自分の中も興奮して、さらに元気になる。
水だったら汚れを落とし、浄める力があります。
風だったら汚れを吹き飛ばすとか、そうやってエネルギーが渦巻いて、宇宙が展開して生かされている。
5つの元素(地・水・火・風・空)にそういう力があって、私達のなかにはそのエネルギーが全部集約されてあるんですね。
5つの元素のエネルギーを浄めていくと、その要素が強くなって、軽くなっていきます。
それを全部浄めて超えていくと、明鏡止水になって、平和でパワフルな人になり進化していきます。
祈りは「みんなの幸せ」「世界の幸せ」のために
瞑想をやることでもっとディバイン(神のエネルギー)につながって、その力を借りることができるので、願いが成就できたりもっと早く実現したりします。
ですから自分のエゴの願いは、もっと「シェアする祈り」にしていったほうがいいですよね。
衣食足りて礼節を知るというか。
最初は「自分自分」ということでやっても、そういった祈りは「もっともっと」となっていき、いつか限界がきてつまずいてしまいます。
自分の得ばかり考えていたり、相手を傷つけても自分が勝つことを考えていると、恨みを買っちゃうかもしれません。
すると誰かがしっぺ返しをしてきたり、いつか災いが起きるかもしれません。
だから「人に親切にしてなかったな」とか「自分事しか考えてなかったな」とか反省をします。
最後の勝利を得るのには、分かち合っていくのが大切なんですね。
周りの人が幸せになれば自分も幸せになれる
瞑想をしている人は、周りの人の幸せや世界の平和を祈ることで、自分が修行したエネルギーをそちらに伝播させて、分かち合うことができるんですね。
死ぬときは何も持っていけないので、エネルギーをシェアして、みんなが成長していくということの喜び。
自分だけが幸せになっても、他の人が不幸だったら幸せになれないですから。
自分のことしか見えないと「自分だけが幸せになりたい」って思いますが、家族が病気になったら面倒を見なくちゃならない。
自分だけ健康になって、旦那さんが病んじゃうということにならないように、旦那さんにも優しく、尊敬を持って、上げてあげないと。
そうすると家族は幸せになれると思いますね。
更に会社全体が幸せになるとか、世界全体が幸せになるというふうに考えていくということなんですね。
祈りはマスターのもとで実践し正しく使っていく
祈りの力は正しく使わないといけません。
ですからしっかりとマスターについてやっていかないとならない。
ダラダラした祈りは時間ばかり取られてしまって、「欲望の祈り」になってしまうんですね。
「平和な愛ある言葉」、祈るような言葉にしていく。
言葉で人を傷つけることがないように、相手の幸せを祈る波動・言葉がいいと思いますね。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2025.3.22放送分)より
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執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。
過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。
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