「静寂とは何か?」心の奥底にある不動の世界をヒマラヤ大聖者が徹底解説。
今回は「静寂」についてお話をさせていただきます。
心は常に揺れている

1人で部屋にこもっていたとしても、携帯電話をどうしても見てしまいます。
全部を断ち切って自分の内側に入っていく。
それくらい思い切ってやらないと変わらないんですね。
私はヒマラヤに修行に行ったわけですけれども、ヒマラヤは電波も通じませんし、電気が来ていませんのでね。
そこまで行かなくても2泊3日や1週間の合宿で、皆さんをリセットして、静寂を作る機会を皆さんに与えています。
私たちの心は海に例えられるんですね。
海の表面はものすごく波立っていて、いつも揺れて静寂ではありません。
しかし深く入っていくと、底の方は動かないで安定していてパワーが満ちています。
瞑想で静寂にアクセスする

自分の内側に一体何があるのか。
その深いところにアクセスするのが瞑想なんですね。
中間のところに潜在意識という、色々な記憶があったり、感情の残骸があったり、色々なエネルギーが混在しているんですね。
夢を見るときには潜在意識の働きがあります。
潜在意識の記憶、感情の残骸、あるいは色々学んだ知識とかそういうものを整理整頓して純粋にしていくのがヒマラヤシッダー瞑想です。
良い波動によって浄めると静寂になって変容します。
さらにその奥の意識をトゥーリア(至高の意識状態)と言い、そういう意識にまでも入っていくのが深い瞑想なんですね。
根本には「源の存在」があるんですね。
それは「神」、あるいは「スーパーコンシャスネス(純粋意識)」と言われる存在です。
インドのサンスクリット語では「ブラフマン」と言われる存在に到達し、そこと一体になっていく。
それを体験すると、戻ってきた時に色々なものにリアクションしないで、いつも平和を保つことができるんですね。
そこまでできなくても、そこに繋がることで、自分の心・感情・色々な欲望に振り回されなくなり、今に居られるようになります。
静寂になる習慣を作る

インドに元々あった物語ですが、「見ざる・聞かざる・言わざる」というお猿さんの彫り物があります。
私たちは情報が目からも耳からも入ってきて、脳がいつも働いているわけです。
ですからその情報をシャットアウトして、感覚をコントロールする。
夜1人になる時間にスマホを弄らないとか、音の出るものをスイッチオフにして、自分を見つめる。
それだけでもすごくリセットできて、皆さん心の中が整理されて、充電されてまたやる気が出てきたりすると思うんですね。
そういうことが自分でできれば良いですが、完全に静寂にするまでは時間がかかるので、そういうものだと理解をしてあるがままを受け入れる。
人によっては寂しさを感じすぎてしまうとか、あるいはごちゃごちゃしたものが整理されて「これをやらなくちゃ、あれをやらなくちゃ」という気持ちになるかもしれません。
お友達と遊んでいる時には思い出さないけど、1人きりになった時に過去のネガティブなことを思い出すかもしれない。
人によって色々違うと思うんですね。
リトリートで色々な依存・癖を取り除く

本当の静寂を体験するには、リトリート(瞑想合宿)に是非来ていただくと良いと思います。
静寂から全てが生まれて、あなたが再生されるんですね。
日本人はすごく働き者で、「これをしなければならない」という気持ちで生き続けています。
「動いてる」ということは消耗なんです。
本当に忙しい世の中ですから、色々ものに依存して癖になっていて、それを取り除くことはなかなかできません。
例え良いことであっても疲れてしまうわけです。
例えば芸術作品を見るとか、音楽を聞くとか、それも1つの頭を休めさせる方法ではあります。
しかし全部をシャットアウトして、深い瞑想による根本療法が必要です。
家族がいると中々一人にはなれません。
思い切ってリトリートで全部を遮断して、内側のパワーを目覚めさせていただきたいと思います。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2026.6.20放送分)より
執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。
