今回は「徳の積み方」についてお話をさせていただきます。
行為をすると必ず結果が出ます。
その行為のことをカルマといいます。
結果は原因になり、次の行為が生まれて、また結果が出る。
良いことが起きるためには、より一層良いことをしていくことが必要です。
カルマが運命を決めている

例えば人を傷つけるような悪い行為をすると、相手に恨みが残ります。
すると後で「あの人はこんなだ」と、そのエネルギーが違うところに広まっていって、やがって自分に返ってきます。
どういうふうに回り回って返ってくるか分からないんですね。
カルマの矢が放たれると言いますが、必ず目的を持ってどこかにそれが落ちるわけです。
良い結果が出れば良いですが、過去に積み重ねられたカルマの結果が周り回って悪い結果として現象化することもあります。
そういうエネルギーが減って、現象化しないように、平和になっていくように、できるだけ良いエネルギーを蓄積して、昇華していくと良いですね。
私たちはいつどういう行為をしたのか、過去のことはそれほど記憶していないですが、自分の中にカルマの記憶があります。
それが設計図になり自分の運命を決めています。
自分の行為の蓄積が自分のクオリティになって、自分の性格になっているわけです。
色々なことに出会うということは、自分の持ってるそういうものが無意識のうちに出ているからです。
類は友を呼ぶというか、同じ波長のものを引き寄せていくんですね。
だから自分が良い行為をして徳を積んでいくと、すぐには結果が出ないかもしれないけれども、良い方に導かれると思います。
行為を浄めて徳を積む

皆さんは無意識に行為をしています。
ヒマラヤ秘教の教えには、「嘘をつかない」とか、外側の行為を浄めるということがあります。
人を傷つけない、人の悪口を言わない、嘘をつかない、欲をかかない。
そういう道徳的な教えがあるんですけれども。
嘘をついたら信用されなくなってしまいます。
自分を良く見せたいがゆえに相手の悪口を言えば、悪い結果が出る。
ですから人を尊敬していくという行為が、徳になっていくと思います。
人を苦手に思うことは、皆さんやっていることが多いんじゃないかと思うんですね。
前にいじめられたからちょっと苦手だなみたいな。
それで心の中で相手を傷つけることも良くないんですね。
その思いがどんどん大きくなってしまうので人間関係がうまくいかない。
ですから許すという行為も必要ですし、相手の立場を理解して、もっと大きな愛の人になっていく。
あるいは自分の言動が過去に相手を無意識に傷つけたかもしれないとか反省をする。
色々学びをいただいていることに感謝をしたり、お詫びをしたりして、調和的な人間関係になっていく必要があると思うんですね。
心と体を整える

自分を責めたり、自分を粗末にしたり、エネルギーを無駄遣いしたり、甘いものを食べすぎるとか、お酒を飲みすぎるとか、そういうことをせずに自分自身に対しても徳を積む、体も一生懸命整えることが大切です。
体には整えようという自然治癒力があります。
宇宙の仕組みで、自然の法則に則って常に浄化作用をいただいて健康になろうとしてるわけですよね。
欲望が過多になってしまって、尊敬がない行為になってしまうと体に負担をかけてしまいます。
睡眠欲・性欲・食欲という3大欲もコントロールして、エネルギーが乱れないようにしていくことで、あなたから出る波動が変わって、徳の高い人になっていくと思います。
自分を否定したり、人を否定したり、ネガティブな心持つのではなく、感謝の心を持つ。
自分も色々と神様から頂いて、見えないところから体をいただいて生かされているということで、感謝をして使っていく必要があるんですね。
出会った人にも感謝して、もっと親切にする。
相手が困ってたらそれを助けてあげるとか、そういう心の使い方をしていくと良いんですね。
本当の徳積みとは「無償の愛」

本当の徳積みというのは見返りを期待しない無償の愛です。
ブッダは慈愛を説かれたと思うんですけれども、純粋な愛を持って、周りの人に慈悲の愛を持って、みんなの幸せを祈る。
誰かが成功すると焦ってしまったり、競争社会は厳しいものがあると思うんですけれども。
常に心は比較をして、自分が多いと奢りになって、少ないと焦りになります。
だから自分が純粋な心になって、無限のパワーと無限の愛に繋がっていくと、みんなにすごく施しができていくと思います。
自分が良いものを出していくことで、曇りが取れて、源への回路が開かれていきます。
源には無限の愛、無限のパワーがあるんですね。
そういうところに繋がると、親切にしたら自分が損をするという心ではなくて、すればするほど自分が大きな人になって、豊かさが深いところから出てくる。
自分を磨いて徳を積む

本当に良い徳積みができるためには、色々学んでやるということではなくて、自分を内側から磨いていく。
自分を磨くというのは色々な執着を捨てて、純粋になっていくということです。
心は本当にあなたなのですか。
心は使うものなのに、みんな使われてしまっています。
自分の心・価値観にコントロールされて、「寂しい」「つまんない」「損だ得だ」という思いに自分の行為が縛られているわけです。
慈愛からの行為で無償の愛を与えていくと、どんどんその愛が大きくなって、1つのあなたが本質の人になっていく道になっていくと思うんですね。
尚且つ積極的にヒマラヤシッダー瞑想をやっていただけると、あなたの中の否定的な思いが消えて、愛そのものになって、さらに周りの人を愛して、良い行為をして、周りの人の幸せを祈り、徳が積まれていくと思いますね。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2026.5.30放送分)より
執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。
