今回は「品格」についてお話をさせていただきます。
品が良いというのは、静けさとか優しさとか聡明さとか、内側から滲み出てくるものに感じるのだと思います。
育てられた環境や、親がおっとりしているとおっとりしている人になったりと、親の影響をすごく受けることもあります。
それはそれで素晴らしいのですが、どうしたらさらに素晴らしくなっていくことができるのでしょうか。
カルマといって、自分には色々な色がついてしまっています。
自分の体験したことは、全部潜在意識に記憶されて刻まれているのです。
そういうものが、あなたの性格やクオリティになっています。
生まれる前からのDNA、どういう先祖がいたかということもあります。
そのカルマを変えるのが、ヒマラヤ秘教の恩恵なのです。
仏陀が出家を決意した修行者の品格

仏陀が最初に出家する時のお話です。
彼は釈迦族の王子に生まれ、経済的にも恵まれ、結婚されてお子様もいらっしゃいました。
学問も最高の学問を修めていました。
それでも何か心が満たされないということで、どういう人生を歩んだらいいのかと考えていたのです。
王宮には四つの門があって、それぞれの門のところに、病気の人がいて苦しそうであったり、歳を取っていることの苦しみがあったり、生きることそのものが苦しい、そんな「生きるって大変だな」という光景を見て、改めて感じたのです。
そしてもう一つ、修行者を見ました。
立派な洋服を着ているわけではない、何も着飾っているわけではないけれど、すごく平和であって、ゆったりとしている。
その波動を見た時に、「ああ、この生き方が素晴らしい」と感じた。
品格というか、何も持たないのだけど、内側から出てくる何かを感じたのだと思います。
仏陀は「何者ですか」と尋ね、修行者は「真理を求めている」と答えたので、彼も出家をして真理を求めて旅に出たのですね。
インドでは「ムクシャ」といって、それは悟りということなのですが、心を浄めるということが、人生の中でとても大切な役割になっているのです。
心を浄めるインドの文化

インドでは沐浴の日が年に何回もあります。
近くに川がある人は、ガートといって川岸に階段のように降りられるようになっているところで水を浴びたり、暑い国ですから体を洗ったりします。
それはさらに、精神的に体を浄めるということにもなっています。
特にヒマラヤの水が流れているガンジス川は、すごく浄める力があるということで、みんな巡礼をしたり、歩いたりするのです。
そして布施をしたり、奉仕をするということで、人格・品格を磨く。
みんな飢えている時は、自己防衛で誰にも自分のものを渡せないと、集めることだけに必死になって貯め込んでしまいます。
そうではなく、自分が太陽のような人になる。
手放していくと、オーラが出てくるのです。
布施をする、奉仕をするということは、体・心を通して、一般の人もできる行為です。
そうやって、いかに人生を生きるかということで、内側を浄める瞑想をしたり、祈ったりするのです。
インドには四つの階級があり、ブラフマンというのは教育者の階級です。
今はそういうものは取り払われていますが、武士の階級、商人の階級、労働者の階級とあって、階級ごとにやり取りをして、あまり高望みをしないような形で平和が保たれていました。
一番上の階級の人がマントラを与えたりして、日本でいうと僧侶のような役割です。
赤ちゃんが生まれた時にお祝いをしてくださったり、誰かが亡くなられた時に祈っていただくとか、結婚式の時にお祝いしてくれるとか、そういう役割のブラフマンという司祭者がいて、社会がうまく回っていたのです。
そこから出たアウトサイダーというか、そういうものにも縛られないで自由になりたいというのが修行者で、悟りを求めるということは昔からあったのです。
カルマが品格を曇らせる

ヨグマタは、皆さんが品格ある人になれるように、週末などに来ていただいて浄めています。
内側にカルマが染みついていて、そこからオーラというか、波動が出ているのです。
自分ではそうではないつもりでも、悔しかった体験、寂しかった体験、あるいはすごく勝ち誇った体験など、色々なマインドが強くあります。
そういうものを理解して平和にしていくと、あなたのさらにその奥に、本質のクオリティがあるのですね。
カルマは心にインプットされていて、自分の魂を曇らせて、そのエネルギーを放っています。
その曇りを取り除く必要があるのです。
その人は優しいかもしれないけれど、ある時は豹変するかもしれない。
寂しそうであるかもしれない。
色々な性格が出てくると、一貫性がないというか。
みんな自分をよく見せようと演じているところもあるのです。
「良い人に見せよう、親切にしよう」と。
それは本当に魂のレベルからではないから、疲れてしまいます。
気を遣いすぎて病気になったり、逆に王様のように自分勝手に生きて、周りの人が傷ついていることもあるかもしれません。
不自然な生き方が癖を作っている

どうやって生きていったらいいのか。
それは「浄める」ということと共にあるのです。
小さい頃から、外側から色々刷り込まれて、様々な価値観に染め上げられてきました。
好き嫌いがあったり、癖があったりします。
その癖によってバランスを取っているのです。
例えばお酒を飲む癖、悪口を言う癖。
それで自分の憂さを晴らすとか、自分の寂しさや傷ついた心を吐き出すことでバランスを取っている。
あるいはお酒を飲んで神経を麻痺させて楽しい気分になるとか、「綺麗にならなければみんなに評価されない」とか、それがエスカレートしてしまうのです。
周りにどう思われるかを気にして、でもある時本音が出るとか、エゴのままに出てくるから隠せないんですね。
また気取っていても不自然です。
自然体になっていくことが大切なんですね。
みんな頑張って、自分との関係も良くしたいし、人との関係も良くしたいと、その都度バランスを取っています。
ヒマラヤの恩恵でカルマを浄める

サンスカーラ・ディクシャというもので、一晩神聖なパワーを受けると、カルマが浄まって、生まれ変わります。
そうやって品格の良い人になっていくのです。
生まれがどうとか、頭がどうとか関係なく、あなたは宇宙の子であり、この宇宙を作り出した叡智があなたの中にあるのです。
ボキャブラリーが少なくても、愛を出すことで、周りの人に勇気を与えたり、平和を与えることができる。
そうやって素晴らしい人になれるのです。
私たちは変われます。
ヒマラヤの恩恵は、あなたを「変容」させるのです。
「変化」というのは、また戻ってしまうものです。
例えていうと、コークス(炭素)とダイヤモンドは同じ分子です。
それがダイヤモンドになるには、ものすごい高圧で、長い年月をかけて、圧力と温度で、緻密に整列する。
電子や分子が整列して、ものすごく透明になる。
ダイヤモンドは少しでも傷があると安くなってしまいますね。
そのコークスがダイヤモンドになるように、ヒマラヤのブレッシング(祝福)をいただくと、そういう変容が起きて、オーラが出てきます。
それをコツコツやっていただくと、品格の良い人になり人格も素晴らしくなって、自然体で、内側から愛が溢れ出てくる人になれるのです。
それがヒマラヤの恩恵の素晴らしさです。
変わらないはずの運命を変える

普通、カルマは変わりません。
運命は変わらない。
原因があって結果があって、原因があって結果がある。
もちろん一生懸命良いことをして、みんなを助けたり、喜ばれることをしたりして、少しずつ変わっていきます。
けれども、心でやっていると、くじけてしまったりします。
自分で頑張ってやっていると、相手に理解されないと「なんで理解してくれないんだろう」と挫けそうになったり、イライラが出てきたり、落ち込んでしまうかもしれない。
表面的な心で頑張っていると、心が折れそうになるのです。
だからもっと、源から繋がって、無限のパワーをいただきながらやっていくと、そのパワーで品質が良くなっていきます。
源のパワーは、全てを変える力があります。
品格の良さは「正しく見る」ことから

クォンタムフィールド(量子場)といって、全てを細かく分けていくと、波動である。
そういうレベルから品質を変える力があるのです。
例えば半導体は、ブロックがなくて電流が走ったり止まったりします。
人間の頭も、時々誤解してしまったり、自分の中にブロックがあると、悲しい気持ちや怒りの心で見て、違った判断をして、正しく見ていないということがあります。
正しく見るには、透明な心で見ていかないと、正しい判断ができないのです。
品格の良い性格になっていくには、透明なブレインで見ていくこと。
それにはリラックスしたり、老廃物を浄化して分解する。
高次元のクォンタムフィールドからの、さらにゼロフィールドからの、静寂からのブレッシングが、そういうものを溶かして、カルマを溶かして頭を軽くして、慈愛を持って、良い判断ができるようになるのです。
ヒマラヤのマスターの教えは、あなたの中の力を、ブレッシングをいただきながら引き出して、あなたのクオリティを透明にして、正しい判断、愛ある判断が、智慧ある判断ができるようにするものです。
自分も喜び、周りの人も喜ぶ、品格のある生き方です。
自分だけの欲ではなく、人の幸せを願って、無欲で、周りの表面的な美しさの追求ではなくて、内側から滲み出てくる、そういう人になっていくのです。
日本を品格ある社会に変える修行

自分が修行することでそういうエネルギーをシェアしていき、みんなにもそうなっていただけるように、世の中全体を底上げして、品格ある社会になっていく。
日本は経済が成熟していますから、昔のように洗濯機がバーッと売れて、テレビが売れて、カメラが売れるという時代ではなく、質の良い物を作って、シェアしていく。
だから人間自身の質が高くならないといけないのです。
頭が疲れたら瞑想したりして、素晴らしい生き方がこれから求められるのだと思います。
お金を得るだけではなく、内側の優しさや純粋さ、クオリティを良くしていくのです。
そういう修行は、これまで無かったのですね。
今、私がヒマラヤからそれを持ってきて、出家しなくても、ヒマラヤへ行かなくても、あなたは瞑想できるのです。
本来、品格の良い人になるには一生かかると思います。
一生かけて、最後に自分の人生を振り返った時に「ああ、良かったな」ということだと思うのですが、あなたがそのきっかけを、1週間で得ることができます。
全部のカルマを浄めて、透明になって、源の存在と一体になって、愛の人になり、平和の人になり、生命力が満ちて、自然な人に生まれ変わって、品格の良い人になっていくのです。
全てが感謝に変わる、内側への旅

「お母さんを恨んでいたけれど、ありがたいな」
「お父さんを恨んでいたけれど、ありがたいな」
「上司が苦手だったけれど、ありがたいな」
「社会がありがたいな」
「全てを人のせいにしていたけど、ありがたいな」
「自分を産んでいただいて、ありがたいな」
「先祖がありがたいな」と変わって、感謝できる人になれるのです。
日本に生まれたことは、すごくありがたいことです。
ヨグマタも日本に生まれて、インド人も修行できないことを、ヨグマタはみんなに提供しています。
身近にあるということは、本当に嬉しいことだと思います。
あなたが素晴らしい人に輝いて、品格の良い人になることができますので、私も応援させていただきます。
今の仕事にプラスして、内側を磨いていくという旅をしていただきたいと思います。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2026.8.29放送分)より
執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。

