【なぜ人生には「余白」が必要なのか】ヒマラヤ大聖者が「心の余白」の育み方を解説します。 | ヨグマタ 相川圭子|公式サイト

【なぜ人生には「余白」が必要なのか】ヒマラヤ大聖者が「心の余白」の育み方を解説します。

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今回は「心の余白」についてお話をしていきます。

最終的には「今にいる」という修行が一番良いのですけれども、心というのは磁石のような力があるのですね。

心には様々なものが詰まっている

あなたの心が入れ物だとすると、もういっぱいに詰まっているわけです。

記憶もいっぱい入っているし、心配もいっぱい入っているし、焦りもいっぱい入っている。

「明日は何をしよう、こうしよう」と色々な計画も入っているし、子供の問題も入っているし、「親を介護しなくちゃ」ということも入っている。

過去に失敗したこと、「あの人は嫌いだ」ということまで、もういっぱい入っているわけです。

だから何かを見ると、また反応して「ああだ」「こうだ」と思ったり。

お金持ちの人を見たら「私もああなりたい」とか、「もっと一生懸命やらなくちゃ」「こんなことしてられない」と、常に焦って余白がないわけです。

心に翻弄されている状態だと思うのですね。

心が未来に引っ張ったり、過去に引っ張ったりする。

何かに繋ぎ止めていないと今にいられないような状態です。

例えば病気になると、「どうしよう、手術しなくちゃ、もっと悪くなって死んじゃうんじゃないか」と、すごく想像が膨らんでしまう。

心はとても優秀なのですが、過去生まで思い出すくらい、テープレコーダーのようにずっと記憶されているのです。

誰もが自己防衛をしている

心の勘違いなど、色々なことがあります。

何か見たらすぐ怒る、すぐ心配する、すぐ悲しくなる。

そういう悪い癖のある人もいるわけですね。

平然としている人もいるかもしれませんが、誰かに皮肉を言ったり、意地悪をしてしまったり。

色々あって、みんな自己防衛をしているわけです。

ですから、どこから取りかかっていいか分からない。

だから心をバケツに入れて、ドーンと全部捨ててしまう。

私も「頭を取っちゃいなさい」と言っています。

今これをご覧になっている方も、頭を取ってください。

そのまま静かに、「あなたの中が空っぽになりました。それを感じてください」(ぜひ動画をご覧ください)

もしかしたら余白ができたかもしれません。

そういうインスタントな方法もあるのですけれどね。

そういうふうに「今にいる」ということ。

迷いの世界から抜け出す

昔からヒマラヤの聖者は「自分は一体誰であるのか」と探求してきました。

心は本当に、苦しいと恐れたり、悲しんだり、怒ったりします。

仏教に「貪瞋痴(とんじんち)」というものがありますね。

「貪(とん)」というのは貪ることです。

何を見ても「欲しい、欲しい、あれが買いたい、これも買いたい」と。

それが手に入らないと「悔しい、悔しい」となる。

そして「痴(ち)」というのは無知のことで、何も分からない。

「自分は一体誰であるのか」「自分の本質は素晴らしい存在である」ということを知らないということです。

そういうことで、迷いの世界にいるわけです。

だからこれを全部変えていかないと、余白が出てきません。

そうやって人格を高めて、埃を引き寄せない。

輝く人になったら、全部跳ね返してしまうのです。

「本当の自分に還る」ことで余白が生まれる

自分が満たされないと、全部引き寄せてしまいます。

でも、あなたは本当は満たされているのですよ。

満たされている自分が本当の奥にある。

そこに出会っていくと、もう何もいらない。

それは全部満ちていて、そこから全てを作り出す力があるのですね。

そういうところに還っていくと、満ちているけど何もない——物質が何もないのですけれど、そこから生み出す力がある。

そこに還っていく。

それを「本当の自分に還る」と言うのですね。

それが悟るということなのです。

サマディリトリートというものをやっていますが、そこを目指して余白を体験していただく。

真の余白を体験していただくと、自分の中がいつも満ちているので、今にいることができるのですね。

「これが欲しい、あれが欲しい」とならず、余白があるので、すぐリアクションしないで、正しい選択をすることができます。

ですから是非、そういう生き方を目指していただきたいと思います。

それがあなたの心を平和にします。

心の中が思いでいっぱいだと、それが波立っているわけです。

海の底のように、本当に静寂で波立っていない存在が、自分の奥深くにあるのですね。

そこに到達するのががヒマラヤシッダー瞑想です。

リトリートで、心の思い込みを外して、そこに到達していくと、常に平和で、愛が湧き出て、知恵が湧き出て、正しい判断ができる。

何を選択したらいいのか、平和を選択するのか、それを取り込んでやっていくのかということが分かるのですね。

是非そういう生き方をしていただきたいと思います。

【質問】余裕がない人を助けるには?

(インタビュアー)「自分の身近な大切な人が、いっぱいいっぱいになって余白がなさそうだなという時に、どうやったら助けてあげることができますか?」

やはり、あなたが愛を持って、あなたが平和な人になると、それが伝染するんですよ。

「この人の生き方がいいな」と思って「あなた何をしてるの?」と聞かれた時に、「ヨグマタさんのところで教えてもらって、それを修行していたらすごく楽になったよ」と言えたら、その人を助けることができると思うのですね。

【質問】心の余裕は生まれつき?

(インタビュアー)「心の余白、余裕があるというのは、生まれつき差があったりするものですか?」

それは人によってキャラクターが違いますし、のんびりした親に育てられたとか、すごく働き者の親に育てられたということもあります。

動きやすいカルマで行動的な人とか、思慮深い人とか、それによっても違います。

でも修行していくことで、みんな内側に余白が出て、ゆとりが出て楽になります。

素早くできるようになったり、素早すぎる人は少し落ち着きを取り戻したり、ちょうどいいところに収まるのかなと思いますね。

そうやって自分のキャラクターも変わって、バランスの良い人になっていく。

私たちは何かが癖になっていますし、DNAの問題もありますから、体質や気質など親からいただいたものもあるので、誰でも差はあると思うのですね。

のんびりの人とか、せっかちの人とか。

そういう方も「今にいる」という修行をされて、全てを学びとして活用して、自分のキャラクターも学びとして、さらに進化していくと良いと思います。

 

〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2026.10.31放送分)より

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執筆者:ヨグマタ相川圭子

10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。

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