今回は「宇宙」についてお話をさせていただきます。
私はヒマラヤ聖者になりました。
ヒマラヤ聖者というのは、宇宙を旅して、宇宙がどのようになっているのかを、一万年前から探求し続けてきた存在です。
最初はシュルティといって、言葉で伝えられてきました。
そのうち文字が作られ、それが経典になっていったのです。
最初はサマディという悟りのレベルから、その体験を語り伝えていったのですね。
全ては生滅し変化する

私たちは一体どこからやってきたのか。
太陽の働き、月の働き、惑星の働き。
太陽は輝いていて、その光が私たちに当たり、全ての動植物、あるいは鉱物にも当たって活性化して、全てが活動して生きています。
そういう中で、私たちも生かされて、生から死への旅をしています。
どういうエネルギーが働いているのか。
全ては常に変化をして、誕生して、死滅していきます。
宇宙が誕生して、そして死滅する。
私たちの体の中も、一つ一つの細胞が誕生して、ある月日を生きたら死滅していきます。
植物も芽が出て成長して、夏を通り越して秋になって実りを迎える。
一年で終わってしまう一年草もあれば、多種類の生態系の生き方があるわけです。
全ては変化しているということで、この宇宙も、星が一つの生き物のように生き続けて、また消滅する。
ブラックホールに消滅したり、どこからともなく現れたり。
そのように作られていて、その中に神の意識のようなものがあると考えられているわけです。
人間と宇宙の仕組みは同じ

ヒマラヤの聖者は、自分たちが一体誰であるのかということで、この自分を「小宇宙」と考えました。
宇宙と同じ仕組みなのです。
誕生して、生き続けて、やがて死滅していく。
そこには太陽の働きがあり、月の働きがあります。
月は満ち欠けをしているので、日々バイブレーションが違うのです。
だから人間も日々心が変化して、活動的な心の時もあれば、静かな心の時もある。
それはそれぞれが必要なのです。
静かな時は充電され、活動している時はクリエイティブに色々なものを増殖させ、創造的に色々なものを作っています。
「空(くう)」から全てが現れる

ヒマラヤの聖者は神の力を感じて、その昔にナッシングネスという何もない空(くう)の状態を体験しました。
そこから全てが現れてくる。
そして「もの」とは一体どのようになっているのかということで、ものを細かく分けていったのです。
一番小さな存在に原子があり、原子核があって、電子が回っている。
そんな小さなものも私たちの中にあります。
この肉体も一つの物質ですから、色々な物質でできている。
体の中は最終的に炭素でできている、酸素でできているとか、外側の世界と同じ細かい物質で、体ができているのです。
その炭素から色々な分子が繋がって、色々な性質の内臓の働きになっていく。
そのように小さいところから大きく発達して、人間の体になる。
今度は逆に体を分解していくと、最終的に電子も波動でできている。
光子といって、太陽から来る光がありますね。
光が飛んで、その光によって生態系が活動し、そのエネルギーによって色々な化学反応が起きて、結合したり分裂したりする。
すごく大きな化学工場のような働きがなされているのです。
私たちはそういう力によって生かされ、栄養が作り出され、食物を食べて、それが分解される。
太陽の光やそういうエネルギーによっても変化が起きています。
植物は太陽の光を浴びて細胞が分裂して増殖し、その葉っぱを人間が食べて、太陽の恵みをいただく。
そうやって循環しているのです。
心の働きを止めて「空」になる

宇宙の彼方から色々なエネルギーが影響して、波動が来て、私たちを生かしめ、すくすくと育っているわけです。
ヒマラヤの聖者は、意識を進化させます。
純粋な意識になっていくことで、神意識のようになって、心に振り回されないように、いつも不動の心で宇宙全体を見ているような、宇宙を自分の手の中にするような、そうしたことが自分の修行になっているのです。
私たちは常に変化の中にいます。
特に人間は心をいただいて、すごくクリエイティブな生き方ができるように神様が作ってくださったのですが、それが素晴らしすぎて、どうやって操っていいか分からなくて、それに翻弄されてしまう。
悲しかったり悔しかったり、色々な変化に常に敏感になって、色々な学びをしているのですが、ものすごく時間がかかるわけです。
ヒマラヤの聖者が死を超えて、この動いているものが全て静寂になって動かない、心が動かない、呼吸が静かになる。
そういうところに行くと、本当に宇宙の源に達することができて、自分は一体誰であるのかということを悟ることができるのです。
変化の中にいると、あっちに行ったりこっちに行ったり、「こっちがいい」と言ってはまたあっちへと、常に揺れ動いて、何が何だか分からなくなってごちゃごちゃになっています。
修行とは、自分の中を整理整頓して、純粋になって透明になっていくこと。
透明になっていくと、全てが明らかになります。
ヒマラヤ聖者が開いた修行の道

ヒマラヤの聖者は、そういう修行をやり続けてきました。
内側はどうなっているのか。
深い瞑想で実際に自分で体験して、自分の中の深い、粒子を超えた波動を、さらに静寂にして、緻密にしていく。
自分で変容して質を変えて、生まれ変わり、神と一体になる。
そういう修行の道を開いたのです。
私たちのこの小宇宙を体験していくことで、宇宙がどうなっているのか、全ての動きが「ああ、そうなんだ」と分かってきます。
太陽があって、月があって、惑星があって、その宇宙が自分たちの大きな体のように常に変化をして、何もないところから生まれて、やがていつか燃え尽きる。
そうやって人類が誕生して、生き続けて、恵みをいただいているわけです。
そういう思いを馳せるとともに、自分は一体誰であるのか。
この小宇宙、自分の中の宇宙を探検することで、あなたはものすごく安らぎを得て、知恵を得て、本来の本質のクオリティが皆さんの中に目覚めて、滲み出ていくのです。
創造・維持・破壊の三神

インドの哲学では、「維持する神様」、愛が維持をするということでヴィシュヌ神といいます。
細胞が生まれて体を維持する時に愛を使っていくのです。
もう一つ、エゴを破壊して全部が消えていくのを見ている、意識を覚醒させる、それがシヴァ神といいます。
悟りを得るエネルギーです。
そして生まれる時に使われるエネルギーをブラフマンといいます。
もう生まれてしまったのですから、これからあなたが色々な行動をして、あなたの記憶ができていく。
そういうものが錯綜して、自分のクオリティが染め上げられていく。
それを染み抜きして純粋にしていくのが、ヒマラヤシッダー瞑想なのです。
それをしていくことで、すごく軽やかになって、皆さんが源からのパワーをいただき、愛をいただいて生きていくことができるのです。
あなたの中にある宇宙を体験する

宇宙の仕組みが分かり、宇宙がどんどん増殖して、私たちも成長していく。
肉体の成長が止まると、今度は精神的な成長です。
精神的に愛が大きくなって、平和が大きくなって、そういうふうに成長があり、良い波動がどんどん広がっていきます。
萎縮して塊になってしまったものを溶かして、取り除いて、浄化していく。
また新しい細胞が生まれる。
自然の大宇宙の中で、そういう変化の中で、自分を変えて宇宙と一体になる。
素晴らしい成長を図ることができるのです。
あなたの中に宇宙があり、その宇宙を体験していただく。
それは単に体験するということではなくて、あなたをすごく素晴らしい人に変容させて、あなたの意識が進化して、神聖な人になることができるのです。
宇宙の働きが神秘であるように、本当にこの不思議な力に生かされています。
あなたがその不思議な力を得て、あなた自身が最高の人間になっていくことができます。
是非ヒマラヤシッダー瞑想を学んで、合宿にいらっしゃると、あなたは素晴らしい宇宙を体験できます。
あなたが変容して社会の中のリーダーになり、素晴らしい人間になって、皆に愛を伝えていく人に進化していただきたいと思います。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2026.9.5放送分)より
執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。

