ヒマラヤ瞑想とは
今回は「ヒマラヤ瞑想」についてお話をさせていただきます。
私はヒマラヤで究極のサマディという修行をして、本当の自分、魂になり、さらに究極の存在、神と一体になるということを成就・完成しました。
それは涅槃ということなんですけれども、インド中で公開で究極のサマディを行いました。
そして人々をさらに進化させていくのに、ヒマラヤ秘教のヒマラヤシッダー瞑想というのを広めているんですね。
5000年続くヒマラヤ聖者の伝統

ヒマラヤの聖者は、今から5000年くらい前に、真理を知りたいと自分を探求していったんですね。
自分たちは一体どこから来たのか、心とは、体とは何なのか。
誰が生かしめてくださっているのか、誰がこの宇宙を作ったのか。
生死を超える深い瞑想を発見して、発明して、真理を体得し、素晴らしい人格となったのがヒマラヤ聖者なんですね。
それは師から弟子に伝えられて今に至っています。
私は稀有な縁でヒマラヤで修行することができました。
その前も瞑想や自己啓発をやったり、色々な探求をして、そういう旅の最後にヒマラヤシッダー瞑想に出会ったんですね。
自分の内側というのは、普通は変えることができません。
お医者さんでしたら薬を当てがって血行を良くしたり、例えば結核になって結核菌があってその菌を殺すのに物質の薬が開発されたり、そういう物質的なところで治療をやっています。
それには色々解剖したり、色々な研究を長い間重ねてきたと思うんですね。
瞑想による深い探求
ヒマラヤ秘教は、解剖したりとかでなくて、瞑想によって深いところに入っていく。
意識にも現在意識、潜在意識とレベルがあります。
私たちは体があって、心があって、魂があります。
体にも心にも、今まで生きてきた全部の記憶が染みついていて、それを綺麗に浄化して透明にしていく。
そして源に到達していくと、それは原子力のようなエネルギーで、この宇宙を作り出した純粋意識にまで到達します。
物質の細かい粒子、電子とかあるんですけども、そういうものがまた消えて波になったり、現れたりしますが、その部分の領域は物質なんですね。
ヒマラヤ聖者はその物質を浄めて、さらにプルシャという純粋な存在、全てを作り出す存在、それを浄め尽くして超えていく。
ものを変えていくことを錬金術といいますけど、例えば鉄でしたら固まっているのを溶かすのに7000度に温めると柔らかくなって、それを遠心分離にかけて純粋なものを取り出します。
あるいは水が100度に沸騰すると水蒸気になって、粒子になって形が変わって変容します。
ヒマラヤの修行では、私たちに溜まっているストレスを浄化をして変容させて綺麗にします。
マスターのガイドの重要性

ヒマラヤ秘教で一番違うことは、マスターがいて、ガイドや秘法の伝授、エネルギー伝授をいただいて、祝福をいただくということです。
やはりガイドがないと、どこへ行っていいかわかりません。
アメリカへ行くのに、ガイドブックがあったりして、行ったことがある人からどの飛行機会社がいいのとか、どこの街が安全なのとか、どこのホテルがいいのとか、どこが美味しいのとか、環境のことを色々と調べるわけですよね。
それよりもさらに内側は見えないわけです。
マスターからエネルギーそのものをいただくということなんですね。
それを作り出すのはものすごい大変ですし、そういう人になるのは大変で、本来は何生もかかる修行です。
そのエネルギーをシャクティパッド(マスターからの高次元のパワー伝授)で頂いて、そのエネルギーと一体になってワンネスになっていくことで変容します。
究極のサマディにはそういう可能性があって、それが最速で起きて、そのプロセスでどんどん色々なことが良くなっていくんですね。
ヒマラヤシッダー瞑想の実践

秘法も色々なものがあります。
音の秘法、光の秘法、アヌグラハと神の恩寵のシャクティパット。
言葉の波動による祝福や、見られることによる祝福、タッチによる祝福であったり。
私たちは色々なエネルギーでできているので、怒りを手放したり、悲しみを手放したり、執着を手放して、色々なこだわりを手放して神と一体になっていくと、そこからのパワーと叡智で、すごく人生が正しい方向に導かれて、直感が働いて、どうしたらいいのかということがよくわかります。
例えばビジネスに成功したいと思って、これとこれが必要だと思えば、そういう必要なものが全部取り揃えられたり、良い波動の人が集まって、いい協力をいただいて仕事も順調にできるということもあります。
神経がリラックスして、何かやろうというところに100パーセントの力を注いでできるんですね。
マントラ伝授と合宿修行

ヒマラヤシッダー瞑想では、最初にマントラという波動を伝授して、それから内側を綺麗にしていく色々研修があります。
24時間、1日中良いエネルギーを浴びることができる、3日間や7日間泊まり込む合宿もあります。
私たちには色々な筋肉がり、内臓、背骨、血液、神経細胞、霊的エネルギーのセンターや、チャクラと言われる体のセンター、エネルギーの道が7万2千あります。
陽(ピンガラ)のエネルギーと陰(イダー)のエネルギーの陰陽のバランスを取って、真ん中のスシュムナーのエネルギーを浄めてワンネスにしていきます。
そうすると素晴らしいパワーと叡智と愛を持った人に変容するんですね。
社会に行くと、色々な情報があって、安心する場合もあるけれども不安になる場合もあったり、心を使いすぎてしまいます。
なので7日間の合宿で、洞窟に入ったつもりで心を超えていきます。

心というのは数珠のように繋がって、常に先をプランしたり、過去にこだわったり、今にいません。
ホルモンも働くし、神経も働くし、色々な働きがあります。
それらはお掃除もしてるんですけれども、それらを全部静寂にして、超えて、源の存在と一体になり自己発見をする。
そうすると変容して意識が変わっていきます。
色々なものに直接繋がらなくて、鳥瞰して全体が見える人になり、直感が働き、アイデアが働いて、こだわらなくなります。
自分の意思の力が強くなり、物事を成し遂げる勇気が出て、強い愛が出て、物事を成功に導くことができる。
それがヒマラヤシッダー瞑想なんですね。
本質を獲得して万能の力を得る

私たちは毎日色々なことをやって学んでいます。
ですが「急がば回れ」です。
あれこれやってつまみ食いをして道草をするのではなくて、本質を獲得するのが一番早いのかなと思います。
変容の旅をしていただきたいと思います。
ヒマラヤシッダー瞑想はライト、でも深いんですね。
私が苦労したので皆さんに上手にエッセンスをお伝えしてるので、すごく安全で、それでいて深みがある。
ライトな瞑想をやって飽きちゃうともったいないんです。
本当の自己に出会っていくという深い教えなんですね。
今まで10時間かかってたものが、3時間、1時間でできるようになって、仕事もうまくいきます。
集中力もスタミナもつくし、疲れないし、頭も良くなるし、目も良くなるし、ハンサムになる。
万能の力を得るってことなんです。
ヒマラヤの5000年の昔に発生したものを私が持ち帰ってきたので、別にヒマラヤに行かなくても、洞窟にこもらなくても、素晴らしい人に生まれ変わって、楽に生きていくことができるということなんですね。
心の垢を落とす

例えば1日で体重が20キロを痩せたら軽いというのは分かります。
でも心の垢はずっとついてると慢性になって分かりません。
「人生こんなものか」と思っているのですが、それが取れた時に自由というのが分かるんです。
そのためには実践をする。
水泳をいくら畳の上で教えても分かりません。
飛び込んでいただかないと分からないと思います。
病気が良くなりたい人は病気が良くなり、頭が良くなりたい人は頭が良くなり、性格が良くなりたい人は性格が良くなるし、成功したい人は成功する。
全ての人が素晴らしい人になっていく万能の力ですから。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2025.11.8放送分)より
執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。
