天国の愛する人に感謝を伝える
今日は「天国の愛する人に感謝を伝える」ことについてお話をさせていただきます。
天国にいる亡くなられた方は志半ばで離れて無念な気持ちや、いろいろとやり残したことへの執着があるんですね。
生きている方ももちろん「もっとこうしてあげたかった」という離れて寂しい思いがあると思います。
だから、もっと心を楽にして「進化の旅を続けてください」とその方のため供養をすることが一番なんです。
ヒマラヤ聖者の先祖供養とマントラの力

ヒマラヤ聖者が行っている先祖供養があるのですが、特別なマントラで供養するとその聖なる波動を天国の方に送り届けることができるんですね。
「人生が終わった」ということで旅立たれた方もいれば、いろいろなストレスを抱えて、苦しみながら亡くなられたかもしれません。
多くの方は、積極的に浄めることはしていないと思います。
ヒマラヤ聖者の祈りというのはサマディの純粋なレベルで「スーパーコンシャスネス」という源の存在からの祈りなんです。
またそのマントラ自体に先祖を癒す力があるんですね。
そういう供養をあなたも祈りながらやっていただくと良いと思います。
ゼロポイント – 秋分の日・春分の日の特別な祈り

特に「秋分の日」や「春分の日」は昼と夜の時間が同じなんです。
そういうときをゼロポイントといって、向こう側の世界に通じる状態なので、天国にいる人に祈りが届きやすいときでもあるんですね。
そのときに祈ったり、供養のため仏壇へその人の写真や生前の好物の甘いものや、おいしいものを作って捧げるのもすごくいいんです。
お米というのは芽が出る純粋な存在で、お花も純粋な存在なんです。
新鮮で綺麗なお米を炊いたり、薔薇のお花を手向けることでもその波動が先祖に届くので「天国で執着なく安らかでありますように」という気持ちで捧げるのがいいんですね。
また、感謝の手紙を書いてそれを写真の前に捧げるのもいいかもしれません。
そういう特別な日に、聖者に本格的に祈っていただくと「願いが叶えられる」といわれてます。
また、「愛」と「感謝」の祈りを捧げるとすごく魂が解放されるので、自分自身でもそうやって愛を手向けることができると思います。
アストラル体とカルマの浄化

その人の執着した心が「アストラル体(体の中にあり、心を包んでいる精妙なエネルギー体)」にあり、そこに心の記憶があります。
マスターを橋としてマスターに祈ってもらうとさらにいい。
あなたと親族はすごくつながっているので、あなたが浄まることでその願いが届けられるんです。
あなたが浄まることで先祖の「カルマ」も浄まって、天国から見守ってくださる。
お友達や血縁でない方でも、見えないところでつながっているので、あなたの願いで聖者と共にマントラで祈るとその願いが伝播して、その人のカルマも良い波動で浄まっていきます。
「施餓鬼供養」というのは、戦争や無念な亡くなられ方をされた方たちの幸せを祈るものです。
「魂が浄化されますように」と祈りのマントラを捧げていく。
そうするとその聖なる波動が届くんですね。
ヤギャ – 聖なる火の儀式による浄化

インドでは「ヤギャ(浄化や願望成就のための神聖なる火の儀式)」を行うんですが、私の道場でも「ヤギャ」を行ってるんです。
「火」というのは、物質から変容する力がものすごく強いエネルギーです。
物質がアストラル体になって燃えたら形が変わって、物質がなくなって精妙な波動になるんですね。
マントラと火と供物を捧げる。
良いもの・良い願いを手向けて祈っていくと、さらにそれが届けられる。
親族を祈るとか先祖7代まで順次供養していきます。
また、地球を浄めていくのに世界平和の祈りを行います。
カルマを浄める機会を得られず、無念の死に方をした人もいるので、みなさんが「平和になりますように」と良い波動を送ってあげる。
そして、あなたのカルマも浄まって功徳を積むことになるので、そういう心がけは素晴らしいことなんです。
自分を浄めることで世界を浄める

そうやって自分を浄めてさらに祈っていくことで、見えないところを浄めていくことになります。
もちろん生きている人に感謝したり、その人の幸せを祈っていくことが大切なんですね。
私たちは競争社会に生きているので、常に追われているような気持ちで何かと比較したり焦ったり羨ましがったりといった心もあります。
みんなが成長していくよう「みんなの平等や幸せを祈る」、そういう心になっていくことで、さらに自分のカルマが浄まって自分の功徳になっていくと思います。
そしてそれが本当の自分、魂に還っていく、本質を知って自分が完全な人・揺れない人になることなんです。
いろいろなエネルギーに惑わされないで純粋な人になって、不動の心で、クリエイティブに世の中のためになる生き方をしていくことができると思います。
亡くなった方のカルマと現世のつながり

私たちはアストラル体という肉体といろいろなエネルギー体なんです。
私たちには細胞があって、細胞も分子とか原子とかそういうものでできている。
さらにそれが素粒子とか最後は「波動」になっている。
心もエネルギーで、心の記憶が私たちの中にはあるんですね。
アストラル体が「心の家」と言われている。
死ぬと肉体を地球に置いてアストラル体が旅立つのですが、そこには重い記憶・悲しい記憶・何かを成し遂げられなかった無念の気持ちもあるわけです。
そういうものを良い波動で浄めるのがいいのです。
特に親戚の人がやると、先祖の加護をいただいているので、先祖供養をすると自分も軽くなり、人生も良い方向にいくんですね。
先祖の応援もいただいて、後押しをいただいて人生を楽に進んでいくこともできる。
ずっとつながって連続しているので、見えないところから浄まっていく。
「エゴの心」や「自分の幸せ」だけではなくて、みんなの幸せをしっかり形にしていくといいんですね。
愛を持って生きることの力

毎日、先祖への祈りも加えて、「先祖に感謝します」とか「今日会う人にも感謝します」と自分自身にも感謝する。
神様・源の存在に感謝する。
見えない存在に感謝する。
それこそ全部方向も東西南北とか上と下とか、全体が良いエネルギーになったときに自由になるんです。
この中に先祖もつながっているんですね。
全部つながっていて、それを浄めていくと先祖も浄まるんです。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2025.10.18放送分)より
執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。

