波動とは何か？～すべての存在が持つ振動エネルギー～
今日は「波動」についてお話をさせていただきます。
私たちは心と身体と魂でできているんですね。
細胞が分裂、死滅を繰り返し新しい細胞が生まれて、全ての創造物は「波動」を持っています。
その中を細かく分けていくとDNAとかアミノ酸とか分子とかそういうものになる。
それもさらに細かく分けていくと原子があり、原子核があり、その周りを電子が回っている。
さらにそれがもっと不安定な「素粒子」という固体になったり粒子になったりして、最終的に波動になるんです。
声の音波が振動してそれが波を作って波動になって、怒ったり悲しんだり、そういう感情も揺れて波動になるんですね。
ネガティブな心も小さい波動になって伝わるんです。
いろいろな性質も波動を作り出して、みんな全て振動しています。
5つの元素とエネルギーの質～タマス・ラジャス・サットヴァ～
「良いクオリティ」と「悪いクオリティ」いろいろなクオリティがあります。
ヒマラヤの恩恵では、私たちそのものが小宇宙であるんですね。
宇宙も全部同じものでできているんですが、「純粋なエネルギー」と「重たいエネルギー」がある。
否定的であったり、ストレスがいっぱい溜まっていると、物質が重くなって「土のエネルギー」が重くなるんです。
土のエネルギーに否定的な不純物が混じっていると重くなる。
水も純粋ではない水は重くなったり、火も「活性化された純粋な火」と「重たい火」がある。
風のエネルギーも「軽やかな風」と「重たい風」があり、空（くう）のエネルギーにもいろいろな「空」がある。
そういう5つの元素でできているエネルギーで、重たいエネルギーを「タマス」、軽やかで活性化されているのが「ラジャス」、純粋なエネルギーを「サットヴァ」と言います。
「悟り」というのはサットヴァのエネルギーになるための修行なんですね。
心の持ち方で波動の質が変わる
波動が良い人というのは、修行をしていなくてもポジティブであり、感謝ができ、優しい人です。
でもいつも優しいわけではなく、もちろん怒りもあるし、心は変化しますから、良いときもあれば、落ち込んで心配したりもします。
ネガティブな心にはまってそこから抜けられないこともありますよね。
そうすると、身体のエネルギーも重くなって、「重たい波動」が出てくるわけです。
小さな成功体験があったり、誰かに褒められ、良いこと、お役に立つことをして達成感があり、評価されるとうれしい気持ちもありますよね。
そういうのを積み重ねて「軽い波動」になるんです。
日々変化して浮き沈みもありますから、いつも一定で純粋ではないんですね。
良い波動を選択する生き方
「ヒマラヤシッダー瞑想」をやっていただいて、自分で意識を進化させて気づいて「良い波動」を選択する。
ネガティブな心だと、人のせいにしたり、自分を責めたり恨んだり怒ったりとか、無意識に悪い波動にはまってしまうんですね。
そういうのを「学びなんだ、ありがとうございます」と言って、前に進んで、できることから感謝を持ってやっていく。
常に感謝をしてみんなに親切にしたり、瞑想を加えていくことで、軽やかな心と身体になって、良い波動になっていくと思います。
カルマと波動の変化～過去生からの影響を乗り越える～
生まれながらにして持っている波動を「カルマ」と言います。
その人の過去生からの生き方や今生の生き方、ネガティブに考えてしまう生き方をしていると重い波動になってしまいます。
でもヒマラヤ秘教の恩恵を受けると自分の波動は変えられるんです。
感謝をしたり、心を切り替えて生き方を変えて、自分の心の持ち方を変える。
塞ぎ込むのではなくて、自分ができる好きなことから、「みんなが喜ぶこと」をやっていく。
そういう仕事に対する姿勢を持ってやっていくと波動も変わっていくんですね。
ヒマラヤシッダー瞑想と純粋な波動への道
さらに積極的に自分をまるごと変えていくのが「ヒマラヤシッダー瞑想」です。
これは悟りへの道でいろいろな瞑想秘法があります。
私たちの中にすごい純粋なピュアな存在があって、心を超えた存在、神から分かれた本当の自分があるんですね。
それは「高い波動」というより「純粋な波動」です。
「高い波動」というのはスピードがあったり、喜びとかポジティブとかまだ心が働いている。
「純粋な波動」は、心がなくて純粋な高次元の波動になっていく。
マスターにつながって、そういうエネルギーをいただきながらやっていくのが「ヒマラヤ秘教の教え」なんですね。
みんなは安心して呼び水をいただいて、自分の奥に眠っている素晴らしいクオリティを目覚めさせて、全てを学びとして良い波動の人になっていく。
そして源の本当の自分と一体になって、心を超えてそういうところと一体になって、「真理」を悟っていく。
さらに素晴らしいクオリティの波動の人になっていくことができるんですね。
瞑想による波動の浄化プロセス
瞑想をしていくと雑念が浮かんだりするのですが、それはまだ波動が低いというか、浄化の姿なんですね。
執着している心が解けて取れてどんどん流していって、高い波動になっていくプロセスなんです。
さらに自分が本質のところにつながる祝福として、「マントラ」という聖なる波動をいただくのが良いんですね。
それを唱えることで、その波動が全体に広がって、否定的な心などが溶けて執着が取れていって「空」が多くなっていく。
空隙が多くなってくると揺れない心になって、充電され、自分が満ちて元気で疲れないんです。
心がワクワクして楽しいというか、みんなは物をもらったら楽しいとか、何かあると楽しいと思うんです。
何かに依存してるのは楽しいけど、空になると「自分の中から喜び」が出てくるんです。
自分の「源から満ちてくる」んですね。
平和が満ちると悪い波動を引き寄せない
深い井戸を掘って、その中に真理の泉が湧いて、そこに平和が湧いて、「平和」というのは満ちている。
「空っぽ」というのが「空虚」の空っぽではなくて「満ちている空っぽ」なんです。
そこから叡智も湧いてきて、そういう状態に戻っていくと、何でも「いいよ」とやりたくなったり、肯定的に考えられる。
「自分を愛して、人を愛する」ことが自然にできる。
波動がいっぱいになるから、相手の悪い波動を自分にリンクするものがないから引き寄せない。
自分の中にリンクする種や、否定的なものがあるとそれを引き寄せて否定的な考えが浮かんだり、否定的に見たりと波動が低いわけです。
何かを見て「ありがとうございます」と言う。
嫌なことを見ても「ありがとうございます」と言えると波動が高い。
そういう判断もできるのではないでしょうか。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube（2025.8.23放送分）より
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執筆者：ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。
