【もうブレない自分になる】「集合意識」に根ざして生きる、究極のメンタル術【ネガティブな現実から抜け出す】

集合意識とはなにか

今日は「集合意識」についてお話をさせていただきます。

「顕在意識」と「潜在意識」 さらに「超意識」という言葉を聞いたことがあると思います。

 100年ぐらい前からジークムント・フロイトとかカール・グスタフ・ユングが 「集合意識」という言葉を使い始めました。

スピリチュアル的に言いますと、精神統一をしたピュアな心の悩みがないところを「集合意識」と言います。

みなさんが瞑想をして個を超えて純粋な意識になって、世界の平和をお祈りしていくと、その願いが叶って、私たちの波動が変容します。

心のレベルだと 「嫌い・好き」とか「できる・できない」とか肯定と否定のエネルギーがあります。

いろいろな感情が混ざっているので、そういうエネルギーが打ち消し合って、苦しい心になったりするんですね。

そういうものが伝播すると苦しいものを引き寄せます。

心は同じ質のものを引き寄せるんですね。

同じ波動・同じエネルギーが磁石のように引き寄せます。

そういうものをさらに肯定的なエネルギーにして、さらにそれを超えて平和な愛のエネルギーをみんなが持っていくと、それが伝播していきます。

全体にそういうエネルギーや波動が全部引き合って、あちこちにも同じ現象を起こさせるんですね。

集合意識を変えていく

みなさんが個を超えて、自分の「エゴ」を超えて、集合意識になっていく。

みんなが「心」を超えて平和な心になっていく。

魂の願い 、「みんなが平和でありますように」 「みんなが幸せでありますように」と個人個人が瞑想をすると戦争が起きないで、世の中が平和になっていきます。

ぜひ瞑想を始めて、みなさんがさらにいろいろなエゴを溶かしてください。

集合意識のレベルでみんながつながっていきますから、愛の人になり平和な人になって 純粋なエネルギーにしていくことでこの世の中を変えていく力があるんですね。

みなさんが平和を作り出す力がある。

私たちの思っていることは、全部実現するんですね。

悪いことを考えたら悪いことが起きていく。

波動が伝播していきますので。

「目覚めの扉」を開ける

元々、本当の純粋な自分があるわけですけど、曇っているので本人が「本当の自分」に気づいていないので目覚めないといけないんですね。

それにはブレッシング(祝福)をいただくとか、瞑想の秘法をいただいて、呼水をしていただいて、そこの扉を開けていかないと。

自分は心だと思って心につながっているので、恐れからいろいろなものを執着して集めたりして、本当の自分と離れているんですね。

便利になればなるほどそういうものに依存して、そういうものにつながっていくので、本当のものが見えないわけです。

純粋な存在のマスターに出会って、ブレッシング(祝福)をいただいて扉を開いていく。

扉を開くための瞑想の秘法をいただいて修行をしていくと、扉が開いてさらに自分がそれを実感して 「神聖な人」になっていくのが悟りへの道です。

本当の自分を悟る。

いろいろな外側のことに気づいて、いろいろな知識によって理解していくんですけど、本当の自分を悟ることはやっていないわけです。

「自分」という小宇宙を探求する

ヒマラヤの修行というのは、神様が作り出したこの身体と心という小宇宙を探求していくんですね。

身体も不純物がいっぱいあるから、余計なものを全部捨てて、体を純粋にして、「サットヴァ（純粋な）」のエネルギーにしていきます。 

怒りのエネルギーが溜まっていたり、物質的にもいろいろと余計なものが入っているので、できるだけ純粋にするんですね。

心も怒り・悲しみ・イライラとかそういうエネルギーもあるし、何かに対する知識がいっぱい入っているので、その考えに自分がはまっている。

だからそれを超えて、心を超えて、本当の自分になっていく。

心を外して今にいる。

心はいろいろなものの知識です。

「本当の自分は◯◯だ」というのも、そのものについての知識です。

そのものになっているわけじゃないんですね。

「本当の自分になる」「神と一体になる」ということと、それについての知識、例えば「悟りとは◯◯」という知識がいっぱいあるというのは違います。

それに「なることができる」のが ヒマラヤ秘教の教えなんですね。

そういう中に「集合意識」という部分があって、さらにその奥の純粋な波動になりきる、本当の自分になっていく。

「空」に還っていく

空にもレベルがいろいろあり、空の中にさらに空がり、さらに空があって…みたいになっています。

外から見たら分からないけど、いろいろな不純物があるかもしれないんですね。

「空」のクオリティがあります。

仏教では「空」と言うんですけど、ヒマラヤ秘教では「ブラフマン」、全てを作り出した創造主です。

そこに還っていく。

そういう純粋なエネルギーの場、統一所、 そういうゾーンがあるんですね。

ユングが言った集合意識のレベルというのは、深い潜在意識の部分で、結構静かになって純粋にはなっているんですけど、まだまだ心の働きがあると思うんですね。

そういうところに夢とか過去の記憶とかもあって、でもそういうものを全部溶かして、それを超えた本当の統一所、純粋な良心とかそういうものがあります。

そういうエネルギーを超えていくんですね。

意識とは何か

「意識」というのは今の科学でも分からないんですね。

「純粋意識」は心ではなくて、それを見ている、気づいているという、物質ではなくそういう状態を観察して、全てのものを見ている。

みんなは心で心を見ている段階です。

純粋意識になるというのは、心を超えて神と一体になるということです。

神から出た純粋意識に到達するのが悟りなんですね。

純粋意識というのは「神意識」でもあり、そこに還っていく。

それが究極のサマディです。

サマディ(三昧)もいろいろなサマディがあります。

1つの心と一体になるのもサマディ(涅槃)であり、心がないサマディ、身体と一体になるサマディ、身体がないサマディ、喜びと一体になるサマディ、喜びを超えるサマディ。

「アスミタサマディ」という純粋な自己と一体になるサマディ、さらにそれを超えるナッシングネスのサマディ。

最終的なサマディが「究極のサマディ」。

純粋な存在、本来の神と一体になる深い瞑想のサマディのことを言っているんですね。

差別の心を超えて今に居る

究極のもの、本当の自分になっていくということ。

いろいろなくっついているものが全部外れて、そこは全部途中でつながっているというかね。

宇宙意識になっていくということです。

いろいろとくっついているから、個になって違いがあって、「あの人はこうだああだ」とか 「できる・できない」とか「貧乏だ・金持ちだ」とか、いろいろな違いで心は差別をします。

瞑想で心が外れていくと、差別をしないで「みんなは神の子だ」という感じで、みんなを慈しんで、みんなを尊敬して、それぞれの違いがあるけど、それを認めて尊敬して、愛を中心にみんなで許し合っ て平和な心を持って調和をしていく。

そういう領域になって、そういうものが増えていくと、お互いに理解し合って許し合っていける社会になっていくわけですね。

究極まで到達しなくてもみんなが修行をして、マスターからブレッシング(祝福)をいただくと 心に振り回されないで 迷わず遂行していくことができると思いますね。

瞑想というのは集合意識以上のところに行く、それを超えていくんですね。

本当の自分になる、本当の自分も純粋な存在であり、みんなとつながっているわけですけど、そこに還っていきます。

過去も未来も全部なくなり、今にいる。

時間と空間を超える世界になっていくわけですね。

執筆者：ヨグマタ相川圭子

10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。