【猛暑のイライラが感謝に変わる】ヒマラヤ聖者が教える”涼しい心”の作り方|夏バテ知らずの自分になる【究極の暑さ対策】
暑さとのつき合い方
今日は「猛暑に負けない考え方」についてお話をさせていただきます。
夏が到来してどんどん暑くなってきていますが、私はいつも平常心なので、暑いときは暑いなりに楽しんでいます。
私はだいぶ前に生まれた人間なので昔はクーラーもない時代で、当時もものすごく暑かったと思うんですけど、夏休みは縁側で涼しんでゴロゴロ昼寝をしたり、夜の涼しさやそよ風の涼しさを感じてね。
「かき氷」を食べたりして、「食べ物」で身体を冷やす方法だったんですけどね。
今はクーラーがあるけど、外へ出るとコンクリートから熱気がすごいですよね。
私のところのスタッフや会員も「ヒマラヤシッダー瞑想」をしていますから、暑さとか何も厭わないで、平常心で苦しくないんですね。
汗をかくことの本当の意味
夏は汗をかくと、冬に風邪をひかないと言われてるんですね。
そのときに細胞も活性化して、新陳代謝が活発になって老廃物を排除して、綺麗になるんですよ。
あまり汗をかかないようにすると老廃物が蓄積して免疫力が低くなるんですね。
だから汗をかいて、自然の浄化作用が起きてるんですね。
私はあまり汗をかかないのですが、みんなはサウナに行ってまでも汗をかいたりしていますよね。
私のエネルギーは、ワンネスになっているので、身体の分泌物がないというか。
身体や心に平和なエネルギーが流れてストレスや葛藤がないので、老廃物を一生懸命出す作業じゃなくて中心に集まっているんですね。
瞑想を極めると老廃物を「作らない」身体に変わっていきます。
「心配」や、特に「イライラ」で、「こんな暑くて嫌だ」と嫌っている。
そこに葛藤がありますから老廃物が出るんですね。
愛で、そういう葛藤をなくして、それを受け入れるんですね。
みなさんも受け入れて、暑さがあって新陳代謝が活発になって、夏に汗をかいて冬に備える。
暑さに振り回されない心の軸
皆さんは暑いとイライラしてしまうと思うのですが、私は暑くても寒くても外の天気で気持ちが揺れ動くことがないですね。
常に宇宙の中心にいるので、宇宙の星占いみたいなものにも影響されない。
都市伝説とか悪い噂とかそういうものにも影響されないですね。
瞑想を続けることで中心の軸があると、そういう価値観に振り回されないんですね。
暑くても「暑い」と決めつけている心が、暑いもありがたいと思えば、暑さが柔らかくなる。
感謝の心で暑さを受け入れる
だから修行をしていただくのが一番いいですけど、そういうことも必要があって起きているんですね。
それに感謝するということをみなさんはできると思います。
感謝して「ありがたいな」とか、「これがあるからさらに健康で生きられる」と思ってね。
新陳代謝が活発になって植物も育っているし、宇宙全体のバランスで「暑さも必要」なので、地球が冷えて寒すぎると困っちゃうじゃないですか。
もっと太陽に感謝して、暑いこともお天道様がエネルギーをくれている、そう思うと暑くてイライラする気持ちが和らぐと思います。
実践的な暑さ対策と食事の知恵
インドは暑い国なので、「シータリー」という呼吸法で、舌を操作して丸めて息を吸って吐くのがあるんですよ。
空気が細いところを通るときのスピードで冷える作用があるんですね。
そういうのをヨギ(ヨガをする人)が発見した、インドならではの呼吸法なんですね。
身体の熱を冷やすのに、以前は氷を食べて冷やすとか、熱が出たらおでこを冷やしたりしましたね。
お腹も火のエネルギーでお腹とおでこにやると冷える。
暑いときにさらに温かいものを食べると身体から汗が出て良いんですけどね。
みんなは冷やし中華とか食べるでしょ。
私の地元は山梨県で子どものときに毎晩「冷や麦」を食べてました。
冬は、ほうとう。
そういう自然な食生活が暑さ・寒さを和らげるんですね。
また、暑いときはスイカを食べたりしますが、果物は身体が冷えるんですね。
だから身体が弱い人は根菜類で身体を温める。
冷え性の人はちょうどいいのかもしれないけれど、体質によってやたら暑がる人もいるので、バランスが必要ですね。
冷房が肩に当たって病気になっちゃう人もいたりして、あまり極端な冷房は良くないですよね。
瞑想で得られる真の涼しさ
暑いときはクーラーを弱くつけたりしますが、今のヨグマタは忙しすぎてヒマラヤで過ごすのとはちょっと違う感じになっているけど、自分の中がヒマラヤなので、そういうものに影響されない。
ヒマラヤシッダー瞑想を行っていると、「暑い、暑い」とか心に振り回されなくなるんですね。
無心になって、自分の価値観に振り回されないで、真ん中にいることができる。
次第に「ありがたいな」という気持ちになって平和な心になるんですね。
「暑いのもいいし、寒いのもOK」みたいな感じになって生きやすくなりますので、みなさんもぜひ瞑想を始めていただきたいと思います。

執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。