夢を見ることで頭の中をリセットしている
今日は「夢」についてお話をさせていただきます。
夢には、何かメッセージ性を含んだ夢もあります。
純粋なときは、すごく純粋な水が現れたり、衆生(生命のあるすべてのもの)を救っていくというような。
みなさんは夢を見て頭の中を整理整頓するようにリセットしているんですね。
だから、覚えておいてその続きを見ようと思っても、起きたらすぐ忘れてしまうこともあります。
身体が疲れているときはうなされることがあるかもしれないので整えていくといいんですね。
疲れているときやストレスが溜まっているようなときにそういうものとリンクしやすいので、それを浄めるような、お祈りをして寝るといいと思います。
心を超えた深いレベルに繋がると悪い夢を見ない
潜在意識にはいろいろな記憶がありますので、そういう未処理のものが整理整頓されたりします。
先祖にもつながっているので、死んだ方が出てきて「供養していないな」と思って供養したり。
いろいろなエネルギーが私たちの中にあって、そういうのが目覚めて解放されていく姿なんですね。
深い心を超えたレベルにつながっていくとあまり悪い夢を見ません。
みんなはお仕事をしているのでいろいろと頑張りすぎて、ストレスが溜まってしまうので、バランスを取っていくことが大切なんですね。
しっかり朝晩に瞑想をして高次元の存在につながって、常に肯定的なことを考える。
寝る前はしっかりお祈りして良いエネルギーにつながって、さらに波動を超えたところの源の存在につながって、そこからのブレッシング(祝福)をいただいていくと、寝ている間にすごく浄化されるんですね。
もちろん夢を見ることでも浄化されているんですけど、そのエネルギーが強いとそちらに引っ張られてしまいます。
積極的に「クリヤ秘法瞑想」(特別な呼吸法を用いた瞑想法)で浄化して、「タマス(重たい要素)」のエネルギーとか「ラジャス(活動的要素)」のエネルギーを変容させて、軽いエネルギーにしていくとそういう夢もそんなに見なくなると思います。
瞑想することで浄化が進む
瞑想しているときは覚醒しているので、エネルギーをいただいてすごく浄化されます。
ですが寝てしまうと意識が飛んでしまうのであまり働かないんですね。
「意識で見る」ことですごく浄化が進むんですね。
「覚醒して見ている」とごちゃごちゃ動いているものがすごく整って、いろいろな悪いものが溶けて純粋になっていきます。
寝てしまうと勝手な方向に動いてしまうので、どんどん悪い方向にいくこともあるんですね。
だから良いエネルギー、純粋意識でそれを見て、コントロールしている状況が「覚醒して見ている」ことで、そうするとどんどん浄まっていきます。
それには良いメッセージが必要です。
自分の思いが「怖い」とか「嫌だ」というものにつながると、そういうものだけを引き寄せてしまいます。
例えばエネルギーが湧き上がっている状況を「喜びのエネルギーだ」と解釈するのか「怖いエネルギーだ」と解釈するのか。
「怖い」と自分が思ったら、どんどん怖い方へ自分の心が染めていきます。
「ワクワクしているエネルギーでうれしい」と思えばいいけど、それを自分が「怖い」とか「良い」と分けて考えてしまうんですね。
「全てが良い」「怖くもない」と、距離を置いて「冷静な心」があると怖い夢にも巻き込まれません。
合宿で寝ている間もカルマが溶ける
人間には欲がありますが、今にいることで無心になります。
いろいろな過去生からあるもので、自分の過去生が出て「ああだこうだ」と気づくこともあるし、浄化されている姿なんだ良かったなってね。
「良いことが起きた」「悪いことが起きた」とあまり意味づけると良くないときもあります。
「浄化されたんだ」「そういう現象が起きている」ということで卒業していくんですね。
だから1回合宿へ来るといいと思います。
泊まり込んで深いところを綺麗にするので、最後のほうはみなさんスッキリした顔になります。
最初はカルマがドロドロしているからそれを浄化しなくちゃいけません。
寝る前に「明日の朝、気持ち良く目覚めますように」とお祈りして、泊まり込んで深いところを綺麗にします。
瞑想で純粋意識のレベルで願うと成功に導かれる
みんなは引力の方向に「タマス(重たい要素)」のエネルギーで引っ張られています。
心が「感謝」とか「愛」になるとエネルギーも軽くなります。
ワンネスになっているので、あまり上に行いくとどこかへ飛んで行ってしまうので、マインドを外す修行をしているんですね。
もちろんやるときはマインドでクリエイティブに「これをやりたい」「いつまでにやり遂げる」ということですよね。
夢は自分の潜在意識で過去からのものがあるので、夢に頼るよりも瞑想をして純粋意識のレベルで願っていく訓練をするとそういう縁ができると思います。
深い集合意識のレベルで「成功したい」とイメージすると、引き寄せの術とか、そういう力によって成功に導かれて、やる気も出てくるんですね。
マインドレベルだとマインドが「できない」とか「ダメだ」となってしまう。
また、夢を見るといろいろと潜在意識がごちゃごちゃしています。
そういうところからやろうと思っても、過去に失敗の体験や、怠け者であったり、いろいろな言い訳があってなかなかできないわけです。
それをヨグマタは祈願(ヒマラヤ聖者の祈り)で、マスターにつながってみなさんも祈ることを授けているんですね。
私は直接サマディ(涅槃)レベルでお祈りして、みんなを救っているんですね。
無欲で純粋になると良い結果に繋がる
みなさんも自分がなりたいということをイメージして、そうすると願いが叶っていきます。
だけどあまりたくさんの欲望があり過ぎると「エゴの願い」なので、願いが叶わないんですね。
そういうことを日ごろ善行をして、無欲で良いことをして純粋になると良い結果につながっていきます。
日ごろ人を傷つけたり悪いカルマを積んでいたら願いも叶わないから、行為もちゃんとして自分を正していく。
深い瞑想で願うと、良いものを引き寄せていくことが起きるので、成功していくんですね。
夢はそうやって潜在意識を浄めているので、実際に自分がこれから良い行為をして、良い願いを持っていきそれを引き寄せるということですね。
しっかり修行をして浄めていくことで潜在意識がさらに透明になります。
良いエネルギーにつながって、運命をどんどん良い方向に導いていくことができるんです。
だから覚醒して、何をつかまえて何を選択するかが大切だと思います。

執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。