【絶対的な自由】“空(くう)”に眠る無限の力とは?全ての豊かさを手にする「魂の覚醒スイッチ」【本当の自分に出会う】
私たちの内側に何があるのか
今日は「空(くう)」についてお話をさせていただきます。
私たちの心は一体何なのか、自分は一体誰なのか。
自分の内側への旅をして内側に一体何があるのでしょうか。
まず「身体」があって、「心」があります。
そして身体の中には内臓、骨、筋肉があって、それぞれの役割を果たしているんですね。
細胞が分裂して私たちのエネルギーを作って、歩けたり、目で見えたり、耳で聞こえたりいろいろな仕事をしています。
外側の情報を集めていろいろと感じて、心で「何か欲しい」と思ってそちら側に歩いていたり、生命を維持するために食べなくてはいけないから、食べる物を探して歩いていきます。
動物は身体で動いて、植物は細胞も光合成で分裂しているので動かないんですけれども、人間はさらに心があります。
いろいろなクリエイティブな力をいただいて衣食住に便利なものを作ったりしています。
また、「記憶」というのがあり、いろいろな物事について何が起きているのか理解します。
心が苦しみを作り出している
人間の成長のプロセスを理解して見ると分かると思いますが、いろいろな知識と体験も詰まって働いているのですが、やがて老化して、生まれてから生き続けて死んでいきます。
それを仏陀が見たときに「病気の人もいて苦しんでいる」あるいは「貧しくて食べる物もなくて苦しんでいる人もいる」と。
「生老病死」ということで、「何で生きることは苦しいのに神様は人を作ったのか」みたいなね。
ある森に聖者がいて、身にまとっているものは貧しいけどすごく爽やかな感じでいるのを見て「こういう生き方があるんだ」と思って、仏陀は出家をしたわけですね。
心をストップさせることで幸せになる
生きていくと病気にもなるし、何か物がないと「欲しい 欲しい」と餓鬼のようになって苦しみ、あるいは老化して苦しいわけです。
どういうふうに生きたらいいのか、また、心をどういうふうに使ったらいいのでしょうか。
心を使うとどんどん「あれが欲しい。これが欲しい。」と欲望が出て心が動いてしまうんですね。
身体は夜になったら休んで眠るけど、心は動いていたりするんですね。
願いが叶う場合もあるし、叶わない場合もある。
怒りが出たり悲しみがあり、イライラや恐れがあったり、不安な気持ちがあったりで平和ではないんですね。
どうしたらその心が幸せを感じるか。
ヒマラヤ聖者は真のヨガをやっているんですけれど、私は「心をストップさせる」ということを教えているんですね。
心が動いているから、いろいろな人から非難されると揺れてしまって、「あぁ」という感じで針のむしろにいるみたいに苦しいわけです。
「どうしよう、どうしよう」って。
純粋無垢で未発達の赤ちゃんはどうだったのかということでね。
「発達した人の頭をどうやって空(くう)にするか」ということなんですね。
心を空っぽにする修行
「見ざる・言わざる・聞かざる」という三猿があるじゃないですか。
感覚から入ってくると苦しいから、耳を塞いで人の噂を聞かないようにするとかね。
しゃべると人を傷つけて恨みを買うから、「しゃべらない修行」もあるわけです。
わざわざ昔は目まで潰したりして見ないようにとか。
片腕を上げて「下ろしたい」という心を超えて1個のことをやる修行もあります。
腕を上げ続けてものすごい激痛がするわけですが、痛いところがあるとそのことしか考えられないわけですね。
でも「下ろしたい」という欲望をなくしたときに平和になるんですよ。
頭を取っちゃうというか、それは全部「心を空っぽにする」という修行なんです。
最後は「生きたい」という欲望までもなくして、「死を超える」ということなんですね。
最初は「食べたい」とか「寝たい」とか性欲とか、そういう欲望があるわけです。
でもヒマラヤに行ったらラジオもテレビもスマホもないから何も音がない。
自分の内側のインナーサウンドを聞くんですね。
「空」になると感謝が湧き、何にもとらわれず自由
「空(くう)」になることで、今まで当たり前だったものが全部離れて、いろいろなことに感謝が湧いてくるんですね。
今まで満たされ過ぎていたので、「1杯のお粥がありがたいな」、「あの人の優しい言葉がありがたいな」と。
必要なときだけ心のスイッチを入れるんですね。
どこかへ行こうというときに、プログラミングされてそこに行くから、何も余計なことを考えないわけです。
だから人種差別もなくなり、みんな平等になり、とらわれない人になるんです。
瞑想で全部カルマを焼くんですね。
そうするともう「愛」しか浮かんでこない。
全部根元から焼いてしまったら、外へ出てもスイッチが入らないわけですね。
だから消耗しない、そういう空(くう)があるんですよ。
「色即是空」と言いますが、「色」は「心」ということで、色もやがて消えていく、本当の自分ではないということなんですね。
スイッチの切り替えもできるし、根こそぎそれを消しているので浮かんでこないわけです。
そういう状態にもなれるので自由なんです。
いろいろなしがらみで、あっちこっちに引っ張られる状況が何もないんですね。
本当の自分、本質の自分になる
空は自由なんです。
誰にも縛られない、誰にもコントロールされない、本当の自分、本質の自分になるということなんですね。
私たちは、自分の心と価値観にコントロールされているわけですね。
そこから自由になるので、エネルギーが充電して、全部の曇りが取れる。
空っぽだけどその中に全てを作り出す力があるんですよ。
何もなくてスカスカということじゃなくて、その中に全てを作り出す神の創造のエネルギーがあるんですね。
純粋になると囚われない。
だから人を救ったり世の中を良くするために、みんなの命が輝くことに使っていくといいと思いますね。
1週間で空を身につける奇跡の修行
私の「アヌグラハ(神の恩寵のエネルギー)」があるので、私の40年分の修行を1週間でやっていただけます。
段階を追って1週間の合宿で深く入って、浄まって生まれ変わるんですね。
ヒマラヤの聖者が悟りを体験して、それを惜しげなく与えています。
普通、ヒマラヤ聖者は与えないし、そこに一緒にいてあげるだけなんですね。
けれど、私の道場は全部やってあげるから早いんです。
本質のクオリティなので、「感謝」や「愛」が溢れてくるんですね。
ぜひあなたも修行していただきたいと思います。

執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。