【悟りの段階】究極のサマディへ至るプロセスをヒマラヤ大聖者が徹底解説【最高の意識状態へ】
2025.1.26
本日は「サマディ(神と一体になる究極の悟り)」についてお話をさせていただきます。
ヨガにはステップがあり、
- ・第1ステップの「ヤマ」
- ・第2ステップの「ニヤマ」
では、心と身体を正しく使うことをやっていきます。
- ・第3ステップ「アーサナ」
では、身体を整えて浄めます。ヨガの「アーサナ」では動物のポーズをするんですね。
動物は特別な能力を持っています。鷹だったらすごい遠くを見える目を持っているとか、動物はそれぞれの生き方に則って、機能が発達していたり、特徴的なものを持っています。
それをヨギ(ヨガの実践者)は観察して、自然の能力を目覚めさせようとしてきたんですね。
いろいろなポーズをすることで、それぞれの形で関節がほぐれたり、身体を全体的に動かして、身体から自由になっていきます。
骨盤、背骨、手足を整えたり、内側も全部整えて、座れる身体を作っていくんですね。
- ・第4ステップの「プラーナヤーマ」
では、呼吸で火のエネルギーを起こしてカルマを焼いていきます。この呼吸は、マスターの指導や祝福のもとやっていく必要があります。
- ・第5ステップ「プラティヤハーラ」
では感覚のコントロールを身に着けます。
- ・第6ステップ「ダラーナ」
では精神を統一します。マントラを唱えたり、聖なる波動に意識を向けたり、高次元の存在を思う、あるいは身体のどこかの部分に意識を向けるということをします。
それをずっとやっていくと今度は、
- ・第7ステップ「ディヤーナ(瞑想)」
という段階に入ります。
楽しいことを思うとか、天国を思うとか、川のせせらぎとか、自然のものと一体になるとか、「思う」という瞑想もありますけど、この段階では、身体にも、心にも集中しないで、何も思わないという段階に入っていきます。
そうやって静かな心になっていくと、やがて究極の意識状態に入っていきます。
これが
- ・第8ステップの「サマディ」
神と一体となるステージです。
このようなステップを踏んでやっていきます。
その人が意識をそこに向けて、一生懸命やるかやらないかで、年数が何年もかかる人もいますが、マスターにサレンダー(委ね、明け渡し)して全部お任せすると、祝福をいただいて、早くそういう状態を体験することができるんですね。
最速で悟りに到達するには?
「体操のヨガ」では悟りに到達できない
「ハタヨガ」では、色々なアーサナ(体操のヨガ)をして、パワーを目覚めさせることを極めていきます。
ですが、それで悟れるかというと、まだ悟りへの道は難しいわけです。
積極的にバランスを取り、パワーを引き出し、さらに浄め尽くしていくという段階があるんですね。
「浄める」ということと「パワーを引き出す」ということは違うんです。
何があるかを集中して追求していって、全部分かったときに解放が起きるんですね。
何も考えないでいると、次から次へと思いが巡って、そういうのを捕まえないで放置しておくと、元来たところに収まっていくわけです。
思考が浮かんでは消え、浮かんでは消え、やがて元々のところに戻って離れていき、空になっていく。
「マスターの祝福」をいただき、続けていくことが大切
源の存在と一体になっていく修行には、ヒマラヤのプラーナ(気や生命エネルギー)を用いた修行や、マントラ(聖なる音の波動)を用いた修行があります。
そこで一番大切なのは「マスターの祝福」なんですね。
皆さんがただ自己流に修行をしても、自分のエネルギーが回っているにすぎません。
高次元の波動をいただくことで、心身が浄まって、さらにサトル(微細)の部分が目覚めて、そういう部分と一体になっていくことができるんですね。
どのレベルと一体になるかということ、そしてそれを続けていくことが大切なんです。
何年も実践しないと、どういう性格になるか分からないんですね。
錯綜したエネルギーを浄めていく修行
私たちには八百万のエネルギーがあって、いろいろなエネルギーが錯綜しているんですね。
考えるエネルギーや心配のエネルギー、諦めるエネルギーもあって、そのときどきで必要に応じて使っています。
「疲れた」とか「もうだめだ」などのマインドが邪魔するものもあり、エネルギー的にもブロックしているわけです。
目が緊張しているとか、お腹に緊張があるとか、いろいろなところに緊張があるんです。
「チャクラ(エネルギーのセンター)」が汚くなっていて、これはカルマが染み付いているんですね。
そういうものを浄めていかないとエネルギーが流れません。
エネルギーが全部流れて、最後に純粋なエネルギーになっていくという修行なんですね。
瞑想も"少しずつ慣れていく"
私たちにはプラーナ(エネルギー)があります。
この身体の中に物を持ち上げるエネルギーもあれば、回るエネルギーもあれば、下に引っ張るエネルギーもある。
エネルギーが軽すぎたらフワフワししたり、左右のエネルギーが乱れているとめまいがしたり、そういうのを安定させないといけないわけです。
ですからどういう聖なる波動を注入したらいいかとか、分かっているマスターにやっていただく必要があるんですね。
間違ってエネルギーを操作すると、「偏差」と言って、偏りが生じて、1回傷つくとなかなか直りません。
正しいガイドのもとにやらないと、何かに敏感になったり何かを恐れたり、そういうことになりますので、しっかりと段階を追ってやらないといけないんですね。
ボディービルでも最初に軽いものを持って、順に重いものを持つとか、順に鍛えていかないと、いきなり重いものを持ったら筋肉をやられちゃいますよね。
水泳もいきなり何Kmも泳いだら疲れちゃう。
少しずつ慣らしていく、瞑想も少しずつやっていく。
そうやってバランスを取って、いろいろな部分を浄めていきます。
例えば呼吸を止めるとか、片側で呼吸をするとかっていうのはバランスを取るためにやっているわけなんですよね。
ヒマラヤ聖者は呼吸に長けています。そうやって皆さんがカルマを積極的に焼いて解放されていきます。
良いカルマを作ることがサマディへの鍵
「ディクシャ」という秘法の伝授では、マントラという「聖なる波動」をいただき、色々なエネルギーのセンターを浄めていただけます。
それを受け取っただけでもいつも守られて、どんどん良い運命に変わっていくんです。
「サマディ」までは大変ですけど、皆さんがその道を1歩踏み出すだけで、ものすごい恩恵をいただけるんですね。
自分の中に良いエネルギーがあるし、宇宙の根源に良いエネルギーがあって、この宇宙はみんなが幸せになるために作られています。
それを思い出して、自分を信じて周りの人を慈しんで、周りの人の奥深くにある純粋なものを信じていくと、究極のサマディに入っていく。
良いカルマを作ることが成功の鍵なのです。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2025.1.25放送分)より
▼ヒマラヤシッダー瞑想をさらに深く知りたい方はこちら!

執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。
過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。
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