「内側の宇宙」には何があるのですか？

ヨグマタジはよく「私たちの体は小宇宙」とおっしゃいますが、ヨグマタジにとっての宇宙とはなんですか？

ヒマラヤの教えでは、私たちの体は宇宙と同じ素材でできていると教えているんですね。

私は外側の宇宙には行かないけれど、内側の小宇宙を整理整頓して、死を超えて源に還っていく作業をしているんです。

生きるとはどういうことなのか、死とはどういうことなのか、それを体験していくんですね。

一つ一つの細胞が分裂し、生まれて死んで、生まれて死んで…。

私たちの体も、常に活動し、死滅を繰り返して、新しい宇宙が誕生するという、細胞のレベルで凄い神秘の働きをしているんですね。

さらに、自分は一体誰であるのか？ということで、私たちを生かしめている大いなる存在、それと一体になっていく。

そこに行って、生まれ変わって、意識が変容する。

そのプロセスで、色々なしがらみや執着から解放され、気が軽くなり、身体が無い感覚になって、宇宙を飛んでるような感覚になる。

どうすれば全部、自分を空っぽにできるのか。

調和を図り、不動の心で不動の所に入って、ぜんぜん動かない。

源は何も動かない。

そこに全てが込められているんですね。

そこに立ち返っていく。　

他のものは全て動いていて、常に揺れて消耗しているんですね。

心も体も動いていて、それを全部、静寂にしていく。

その時は何もないので重みもなく、ただあるという状況。

それを体験していくのが、サマディなんです。

宇宙飛行士の人は、神と一体になるんじゃなくて、肉体的に軽い状況を機械的に、物理的に作り出しているのですが、私は自分でいつも源に入れる。

体重がなくなり、気が軽くなって、心が軽くなる状況を作り出し、無になっていく。

そうすると、愛そのものになって、全てを許し、受け入れ、自然体になっていくんですね。

そして、心がきれいになって、愛の人になって、叡智の人になって、宇宙の仕組みが分かり、悟っていけるんです。

宇宙飛行士になるのは難しいけれど、私達は良いことをしていくということが、悟りに近づいて行くということですから、どんどん自分の人生や運命が改善されて、良いものを引き寄せられていくんですね。

意識を進化させ、神意識になっていくと、そうすると願いが叶って、人生が思い通りになっていくわけです。

ありがとうございました。