寄付やドネーションをすることの意義について
2023.5.11
寄付やドネーションについてよくお話をしてくださりますが、改めて寄付をする意味を教えていただけますか?
私たちは、あれが欲しいこれが欲しいって、欲を満たすことで、幸せになれるんじゃないかと思っているんですけれども。
それは外側の知識であったり、物を集めたり、それに依存して、それがすごく力があるものだと錯覚してるんですね。
でも、よくよく見ていくと、そういうものが増えて、結局買ったものも、ちょっとしか使わなくて、捨て去られたりして。
私たちは生まれた時は裸で生まれて、死んでいく時は、何も持っていかれないっていうか。
だから集めるだけの生き方をしていても、最期、物は持っていかれないっていうか、置いていくので。
だったら、集めるよりも、出したらどういう気分になるかっていう。
インドでは、神様にいろいろな供物を捧げたり、ご先祖さんに捧げたり、そうすることで、見えないパワーをいただくんですね。
もっと命をいただいている存在に捧げて、そこから祝福をいただく回路を強めていく。
その一方で、横の関係は、助け合っていくっていうことで、自らやってあげるということを、学んでいく。
みんな、これが欲しい、あれが欲しいって、自己防衛の生き方をしていて、人のための幸せの生き方ってのはしていないんですよね。
だから、無欲になって、無償の愛を捧げていく。
見返りを期待しないで、いいことをしていく。
瞑想をしたり、寄付をしたりして、いい心がけの人になっていくように捧げていくと、功徳を積んで、本当に内側から、すごくすっきりして、瞑想も深まるんですね。
色々と、とらわれがあると、頭の中、ごちゃごちゃしているじゃないですか。
そこでドン!っていいことをすると、いい方向にエネルギーが流れ始めるんですよ。
「ああ、いいことをしたな」ということで、瞑想をして、目を閉じても、深い静けさがやってくるんです。
そういう風に、相手の幸せを祈ったり、自分の存在が、みんなのお役に立つような生き方をするようにということで、私も運動をしているんですね。
ありがとうございました。
この記事をシェアする