“仕事が嫌い”と感じる人へ。まず、無心でやってみましょう。
2020.7.2
どんな仕事も、まず無心でやってみましょう。
この仕事は自分に合っているのか、常に疑問をもちながら働く人がいます。
やりたい仕事が見つからない。好きでもない仕事を生活のためにしている。そんな本意ではない状況で、仕事をしている人もいるかもしれません。
いつしか自分に合った仕事につくのをあきらめてしまい、仕方なくそのまま仕事を続けている人もいるでしょう。
一方で、いくら才能があり、好きなことであっても、仕事であればそれなりの成果を出さなければなりません。
常に成果をあげ続けることは大変です。
絶えず努力し、工夫をしていかないと、よい状況を維持することはできません。
そしてそのためには、「どんなことも集中して行う」。
そこに学びがあります。経験を通して成長できるのです。
今、与えられたことを一生懸命行うことが大切です。すべてはあなたの肥やしとなっていくのです。
自分に与えられたことに感謝して、無心でやることが大事です。それが自分を生きるための修行となるのです。
「好きだ」「嫌いだ」と、心ばかりを使って仕事をしていますと、それだけで疲れてしまいます。
最初から自分にぴったり合う仕事を期待するのではなく、どんなことでも無心にやったほうがいいのです。
医師や消防士のように、目に見えて人を助ける職業もありますが、目に見えなくとも、その人の日々の行為が大切です。
あなたが人を助け、よいカルマを積み、よい行為をする。常に感謝をすることができるだけでも素晴らしいのです。
仕事を通したそうした日々の行動で成長することができます。行為を浄めることもできます。
行為はあなたをつくります。思いやりをもって行動し、善行を行うことで、あなた自身の利己的な心が浄化されます。あなたが浄まるのです。
自分の思いを美しいものにしていきます。行為を美しいものにしていきます。言葉も美しいものにしていきましょう。それらが、カルマをよくすることにつながります。
悪いカルマを浄化し、よいカルマを積むことで、これからの運命がよいものへと変わるのです。
そうしたあなたのエネルギーを、まわりにシェアしていけば、皆がいい人になるきっかけになります。
これも、世界にとっては大事なつとめ、仕事のひとつです。
個人のレベルで、コツコツいいエネルギーを蓄積していくのです。
働いて代価を得るということだけでなく、「自分のつとめ」という視点からも、仕事というものを考えてみます。
そうすれば社会のため、人のためになりながら、自分が進化していけるものが見えてきます。
(「思った以上の人生は、すぐそこで待っている」より)
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