講話録

親子の関係は過去生からの縁

人はそれぞれ目的をもって生まれてきています。それに、前世で縁のあった人には、また会いたいと思って生まれてきています。会いたいと思っている人とは、何かを片づけなければならない縁があるのです。

お世話をされる人は、前にあげたものを受け取ることでバランスがとれます。その人を探し、その人の子どもとして生まれてくることもあります。ほかの人間関係においても、こうしたエネルギーの交換のために、縁ある人の近くに生まれてきます。

そのようなケースでは、親は、前世でいただいたものを子どもにお返ししています。子どものほうは、前世で与えたものを返してもらっているのです。

子育てをすることは学びです。愛の学びです。もちろん自分の子どもなので、ひとしおの思い入れの気持ちはあります。

母親は、無償の愛を子どもに与えています。どんなに疲れていても、どんなに眠くても、お乳をあげたり、おむつを取り替えたり、夜中に泣き叫ぶ子どもの願いを優先します。それは、母親本人の願いよりも常に子どもの願いが優先なのです。

ところが、子どもが大きくなるにつれて、こんなに一生懸命育てたのに、どうして言うことを聞かないのかと、母親は嘆きます。注意したり、心配したり、干渉したりし過ぎると、子どもはうるさがって、素直になりません。

するとやがて、子育てが楽しみでなくなり、苦しみになってしまいます。無垢な赤子のときには無償の愛を与えることができても、次第にその愛が自分を成長させる愛ではないほうにいってしまうこともあります。執着の愛になってしまうのです。

子どもが誕生し、育っているということは、自分を成長させるありがたい機会です。子どもは、過去生においてお世話になった方なので、その恩返しにお世話をしているのです。カルマの法則です。

また、子どもは神から預かったものでもあります。ですから、大事に育てて世の中に出していかなければなりません。

(大和書房「思った以上の人生は、すぐそこで待っている」より抜粋)

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