インナーチャイルドの癒やしとは
今日は「インナーチャイルド(内なる子供)」についてお話しをさせていただきます。
私は「インナーチャイルド」をテーマに本も出版しておりますが、内なる子どもが傷ついている場合もあるので、それを癒すということなんですね。
誕生して一番最初に会うのが両親なので、その波動が子どもにものすごく影響すると思います。
親も人間なので、我が子を可愛がるときもあれば、仕事で疲れたというような波動を時には出しているかもしれません。
また、夫婦で喧嘩をしたときの波動などを子どもは見ているので、そういうことや躾の厳しさ、過保護といろいろな体験から影響を受けます。
親のエネルギーに影響を受けて、理解できないことや、戸惑いが心配につながったり、叱られた記憶が緊張に結びついて、人に対しての不信感で警戒心が出たりと、その人が持っているキャラクターに深く関係してくることもあります。
ヒマラヤ聖者からの祝福で解放される
私のところでは「ヒマラヤシッダー瞑想」で、あるがままを全部受け入れるということを修行して、どんどん浄めていくことをしています。
何が違うかというと、「ヒマラヤの教え」は、ヒマラヤ聖者が「究極のサマディ」を成して、心・身体を浄めて、全てを創造する源の存在・神と一体になったものです。
純粋なエネルギーとワンネスになったレベルからのエネルギーを祝福として与えることができるのです。
そういう方から瞑想秘法の高次元の純粋な波動や、言葉、祝福をいただいて瞑想を行うと、心や感情的ないろいろな思いも早く溶けて浄まり、解放されるんですね。
そういうエネルギーと一体になっていくのが「瞑想」です。
純粋な波動のチャンネル
テレビやラジオにもいろいろな局のチャンネルがありますが、教育チャンネルだったり、娯楽チャンネルにチャンネルを合わせるとその映像が映りますよね。
同じように波動にも「純粋なチャンネル」があります。
私たちの中の混乱し蓄積された波動を瞑想秘法で溶かし、純粋な波動と一体になっていくと、悩みが消えていくんですね。
インナーチャイルドの癒しと親子関係の理解
インナーチャイルドが傷ついていたり、ブロックになっているので、そういう子どもを癒してあげる。
もちろん、すごく楽しい体験もあって物怖じしない子や、加減が分からず、積極的すぎて足を踏み外すかもしれないので、もっと愛を教えて、強さだけではなく、優しさ・思いやりも学んでいくのがいいと思います。
親からいただくものが、溺愛や執着の愛だと、「これが欲しい、あれが欲しい」と我儘になってしまうので、程よい加減で育てばいいのですが、みんな何かしらあって、父親・母親がいないとか、両方がいても喧嘩をしているとかある。
それを一度受け入れて見つめて、戸惑いから感謝に変えていくのがいいのです。
「何か学びをいただいている」と理解して、親の立場になって、お母さん、お父さんも仕事のことや、いろいろと大変だったんだなみたいに理解していく。
相手にすごく期待をしていると、1つ否定的になると全体が否定的になるので、相手も神様ではないと理解をしていく。
インドの方は「シヴァ」(ヒンドゥー教の三大神でヨガの創始者)という大きな存在を、尊敬して信仰をしているんですね。
私がヒマラヤの「ケダルナート」という山に行ったときも、「シヴァの赤ちゃん像」を拝んでいるのを見て、自分に対して愛おしい気持ちが出てきたり、そういう信仰の仕方もあるんだと思いました。
そういう小さな存在や、母親、友達などを拝む気持ちが、いろいろなエネルギーが全部私たちの中で良い感じになっていく。
そうすると人間関係もいい感じで、上の人、下の人に対しても尊敬を持って、セルフィッシュな愛ではなく、良い愛の関係性ができていくと思います。
三つ子の魂百まで〜幼少期の体験が潜在意識に刻まれている〜
「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、プログラミングされて、設計図になってしまうとなかなか変えられないものです。
もちろん、そういう自分もいるけど更にいろいろと学んで、自分がもっと平和な人・愛の人になり、修行して調和の取れた人になっていく。
それがヒマラヤ秘教の修行で、完全な人間になっていく完成させた人間ということで、瞑想をしていくと、内側から浄めて幼少期のそういうものを全部溶かしていく。
「空(くう)になって、愛そのものになっていく」んです。
「インナーチャイルド」にフォーカスして、マスターに付いてやらないと、パンドラの箱を開けたように危険なこともあります。
ガイドをいただいて内側の潜在意識に入って、良いエネルギーでそれを癒し、安心をいただいて、あるがままの自分を受け入れ、そこを超えていくんです。
自分はこうだったと無意識に執着しているので、「気づき」というのが必要だと思います。
イジメとトラウマの癒し
小さい頃にイジメられていたことも「大丈夫だよ」と、本当の自分が抱きしめてあげたり、マスターが抱きしめてあげる。
「マスターがいることで大丈夫」となって、癒されて、現在意識に戻ることができるんですね。
「聖なる波動」に癒す力があるので、実際にイジメられている最中の子どもが、私から「聖なる波動」のブレッシングをいただいて一瞬でエネルギーが変わったので、次の日に学校に行ったら、イジメていた子が「僕の家に遊びにこない?」と言ってくれて、イジメがすぐなくなったんですね。
「トラウマ」を抱えている方も、良いエネルギーを取り入れる瞑想を毎日続けて、「大丈夫」という感覚をしっかりと持つのがいいのです。
誰かマスターがいてそういうことをやるんだったらいいけど、自己流でそこに還っていって、厳しい体験や思い出せない恐怖の体験をわざわざ思い出す必要はないと思うんです。
全部同じ波動を引き寄せた人生になってしまうので、日々の否定的なことも気づいて手放さないといけない。
去年やその前、自分が成人になったいま、青年の頃はどうだったかとか見つめると、その時代時代に似たような体験があるかもしれない。
小さい頃に還って、「原因はここにあったのか」と、全部元を正せば良くなるように、それは、生まれたときに原因があるかもしれないし、過去生に原因がある場合もある。
人間として生まれる前は、種みたいな小さな状態からこんなに大きくなりますが、肉体が得られる前の精妙な波動の時代があるのです。
本当に純粋な波動をいただくので、そこから浄めてそれが強くなって染み込んでいくと、「全部癒されていく」んですね。
私たちの肉体も物質ですから、常に変化して新陳代謝が行われています。
細胞は分子や原子でできていて、さらに細かい素粒子とか、それがまた波動になって、さらにそれを超えたところからの聖なる波動が溶かしてくれるんです。
形になる前に、形を崩してくれる根本療法なわけです。
正しい瞑想の実践
ただ座っていても時間がかかるので、守りをいただきながら、ヒマラヤ秘教のエネルギーをいただくと早いのです。
自分勝手にやると、自分の心配とかエゴ・混乱があるから、ちょっとした疑いでも変なほうにいってしまう。
波動はすごいスピードでそういうものをキャッチしてしまうので、純粋な波動をいただいて安心のもと修行をしていかないとならないと思います。
今は瞑想がブームの兆しがあるだけに、正しい行い方をしていただきたいと思います。
〜ヨグマタ相川圭子 公式Youtube(2025.10.4放送分)より

執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。 過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。