はじまりは「聖者とはなにか?」
今回は「第二の故郷」についてお話をさせていただきます。
私が小さいときに「意識」というあだ名の先生がいました。
私が中学3年生のときに、その先生が担任になって、「意識」とかそういう言葉や、仏教の言葉にも触れていたんですね。
「聖者って何なのかな?」と思って、そこからヨガに出会って、ヒマラヤに行くことになりました。
海外に縁があったんですね。
聖者を生むインドのカルチャー
「偉大な聖者を生んだカルチャーって何なのかな?」とか思って。
そこには「瞑想」があるということでね。
私も縁がすごい深いのでインドで温かく迎えられて。
神様を信仰する愛とか、貧しくてもすごく温かいものを感じました。
そういう中に宇宙の真理というか、私たちが愛から生まれたとか、全てを飲み込む愛とか、平和とか、聖者のエネルギーとか、すごくオープンで親しみやすくて。
神と一体になる「ムクシャ」に到達する教え・思想
私自身は日本人なんですけれども、ヒマラヤの修行をすることができました。
そして神と一体になる「ムクシャ」に到達して、歴史上初めて女性・外国人として、インドの方々から「マハ・マンダレシュワリ」という宇宙の母という大僧正の称号をいただきました。
そういう厳しい門戸を開いて、人種を超えてクオリティの高い人になるという、平等意識というか、そういう教えなんですね。
みんないつかは肉体を離れて天国に行ったり、形も崩れて、さらに次元が上昇して意識が高まって素晴らしい人になれるというね。
その原点のふるさとがインドにあって、そういう思想が私にとってすごく魅力的で。
だからインドに惹かれるのかなと思いますね。

執筆者:ヨグマタ相川圭子
10代の頃からヨガや瞑想、健康法に興味を持ち実践。単⾝ヒマラヤに渡り、悟りへの道である本格的なヨガの修⾏を⾏い、ヨガ・瞑想の究極のステージ「サマディ」に到達する。
過去3回にわたり、国連でスピーチ・瞑想指導を行う。日本でも講演会、各種研修を開催。著書は累計100万部を突破し、作家としても活躍している。