ヨグマタジを知ったきっかけについて教えて下さい
10年前に病気をして、そこで死というものに直面して、「どうやって生きればいいんだろう」「何のために生きていくんだろう」ということを初めて考えました。
そのようなとき、本屋さんでたまたま相川先生の本が目に入り読んだことがきっかけでした。
そこには悩んでいたことの答えが本当にスラスラと書かれていたので、「この先生は本物だ」と思って、すぐに講演会に行きました。
ヨグマタジのどのような言葉が印象的でしたか
最初に心に残ったことは、「こだわりを捨てなさい」という言葉です。
京都の和菓子屋ですから「こだわってなんぼや」みたいなことを思ってましたけど、その時はこだわっていることにも自分自身気づいてなかったんです。
例えばその材料に対するこだわりとか、表現方法に関するこだわりとか、非常に多くのこだわりがすごくありました。
そのこだわりを少し脇に置いてみると、いろんな可能性が広がってきたと思います。
教えを実践してお店にはどのような変化がありましたか
7年ぐらい前は女性の従業員はいなかったんですけど、パティシエの女の子がやってきて、それから女の子が働きたいと言ってくれるようになりましたね。
亀屋良長に女性ならではの感性が加わったことで、味も今まで食べたことない味ですごく好評だと思います。
女性が主な購買者ですので、女性目線で作るっていうのがすごく大事なことなんだなと、逆に学ばせていただいております。
瞑想を実践して自分自身に起きた変化を教えて下さい
瞑想するとすごく心も体もクリアになるんですね。
相川先生のおっしゃる「今にいる」ということがすごく大事だと思います。
過去を悔やんだり、必要以上に先のことを心配したりするんじゃなくて、「今そのお客さんにどうやって喜んでもらうか」ということを精一杯取り組んでいって、その積み重ねが未来になっていくという考え方ができるようになってきたというのが大きいですね。
学んだことを今後はどのように活かしていきたいですか?
歴史あるような店に生まれてきたのも何らかの運命だと思います。
自分がいかに瞑想を通じて成長して、愛の人になって、関わっている人に愛を伝えていけるかという、その道具としてこの仕事が与えられているので、愛をより多くの方に伝えていける人になりたいと思います。